過去ログ - アズミ「隊長の満足するハンバーグを作るには……」エリカ「話は聞かせてもらったわ」
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1: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:07:14.45 ID:YBpk6fkd0
アズミ「だ、誰!?」

メグミ「どこから入ったの!?」

エリカ「どうしたの? 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で見て。忘れちゃったの?」

エリカ「私よ私……ハンバー (パチン)

ルミ「ああ! あたしをやっつけたティーガーUの車長の子ね! あれは見事な連携だったねー!」

エリカ「最後まで言わせなさいよ! でもありがとう」

――――――――――

※ハンバーグに命を懸ける者達のガルパンSS

※料理描写はテキトーなので温かい目でよろしくお願いします。

※キャラ崩壊・ネタ被り上等

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2: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:12:17.25 ID:YBpk6fkd0
アズミ「ティーガーUってことは黒森峰の?」

エリカ「そう……仕方ないから名乗ってあげる。刻みなさい、貴女を屠った者の名を!」

エリカ「私は高校戦車道の頂点、黒森峰女学園の副隊長・逸見エ(ゲシッ)いてっ!」
以下略



3: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:17:28.51 ID:YBpk6fkd0
アズミ「なるほど……劇場版で新たに登場した継続高校や知波単学園、プラウダのクラーラや聖グロのローズヒップなどの楽しい日常が覗けるあの名作を……」

ルミ「そしてもちろん我らが隊長、劇場版ではセンチュリオン無双の時の凛々しい姿が印象的な島田愛里寿の、普通の女の子としての可愛らしい一面も味わえるあの名盤を……」

メグミ「各店舗ごとに付いてくる特典のイラストに描かれた隊長が可愛すぎてつい全部揃えたくなるあの必携アイテムを……」
以下略



4: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:22:10.00 ID:YBpk6fkd0
エリカ「チッチッチ……まさか、そんなことするわけないじゃない。ハンバーグ好きに悪い人はいない。ハンバーグ好きは皆姉妹! ハンバーグ・イズ・ジャスティス!」

アズミ「じゃあ何しに来たのよ」

エリカ「もちろん、あなた達がハンバーグの作り方をマスターする為の手助けに来たのよ」
以下略



5: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:28:29.68 ID:YBpk6fkd0
エリカ「アハトゥンク(傾聴)! では早速、ハンバーグ学の講義から始めるわよ」

メグミ「し、師匠! キッチンで作り方を教えていただければそれで十分なのでは……?」

エリカ「バッドハンバーグ!」ビシッ
以下略



6: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:32:30.22 ID:YBpk6fkd0
エリカ「それを成し遂げる為には、変化を受け入れつつも、決してぶれることのない確固たるハンバーグの本質というものを自分の中に持たねばならない!」

エリカ「それ無くして、半端な心持ちのまま調理場で挽き肉に向かえば……あなた達、逆にハンバーグに食われることになるわよ……!」

ルミ「そんな……っ」
以下略



7: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:37:57.24 ID:YBpk6fkd0
エリカ「そもそもハンバーグの元となったのは『タルタルステーキ』という料理と言われ、この『タルタル』はモンゴル帝国のタタール人に由来し――」

(中略)

エリカ「――そしてドイツ系移民によって伝えられたその料理が、アメリカで『ハンブルク風ステーキ』=『ハンバーグステーキ』と呼ばれるようになったのです」
以下略



8: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:42:35.06 ID:YBpk6fkd0
エリカ「向こうのハンバーグはほぼ牛肉100%……つなぎがほとんど入っていないから、パサパサして舌触りも悪く、肉汁も流れきってしまいジューシーさも無かった!」
(筆者が実際にベルリンで食ってきた感想)

エリカ「ドイツ人は良くも悪くも規律と伝統を重視する国民性。ビールの原料を水と麦芽とホップと酵母のみとする1516年に制定された『ビール純粋令』を現在でも愚直に守り通しているように。だから多少味が悪かろうが『これはこういうものだ。栄養分が取れればいいのだ』と考えて変容を拒絶する!」

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 20:46:40.48 ID:KHqIlt+dO
この間のみなさんのおかげでしたで落とし穴に落とされた井戸田のキャラ思い出した。


10: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:47:10.30 ID:YBpk6fkd0
エリカ「ふふっ……教え甲斐のある弟子達で嬉しいわ。それじゃあ、いよいよジャパニーズベーシックハンバーグの作り方の基本を――」

スマホ<オウ! デンワダゼ! ハヤクデナイトボコボコニシテヤルゼ!

エリカ「こ、こんな時に……ちょっと失礼」ピッ
以下略



11: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:52:38.32 ID:YBpk6fkd0
〜数日後・メグミの部屋〜

ルミ「もぐもぐ……これも駄目だ!!」ガシャーン

アズミ「あれから大学にも行かずに私達だけで試行錯誤を繰り返してきたけど……」
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 20:53:17.25 ID:bQ2KUk1AO
このSSの副題は、新たなるハンバーグかハンバーグの覚醒のどちらがいいだろうか


13: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 20:57:08.95 ID:YBpk6fkd0
【召集令状】

平成2X年○月△日、戦車道連盟富士演習場にて、西住流・島田流両派対抗の料理対決を執り行う。
尚、これは最終決定であり、いかなる理由があろうとも試合を放棄した流派は未来永劫に戦車ではなくプリウスにしか乗れない刑に処される。

以下略



14: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 21:02:07.38 ID:YBpk6fkd0
メグミ「な、なんですかこれは!?」

アズミ「師匠が姿を眩ましたのはこのせいだったのね……」

亜美「ここだけの話、両家元が一緒に飲んでる間にヒートアップして、その場の勢いで誓約書を交わしてしまい引っ込みがつかなくなったとかなんとか……」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 21:07:01.06 ID:RKjXYIumo
>>ハンバーグ力

これは「はんばーぐりょく」じゃなくて、「はんばーぐちから」って読むんだろうな


16: ◆LvkSa83W7.
2016/06/05(日) 21:07:17.09 ID:YBpk6fkd0
アズミ「(クンクン)……あら? なんか、肉汁の薫りが……」

ルミ「そりゃするでしょ。散々試作品ハンバーグを作り散らしてるんだから」

アズミ「いいえ、私達の作ったものより、ずっと芳しく、調和の取れた肉汁の薫り……一体どこから……」
以下略



17: ◆LvkSa83W7.[saga]
2016/06/05(日) 21:12:16.97 ID:YBpk6fkd0
〜料理対決当日・富士演習場特設コロシアム〜

エリカ「……」

ミミミ「……」
以下略



18: ◆LvkSa83W7.[saga]
2016/06/05(日) 21:17:33.89 ID:YBpk6fkd0
エリカ「……私は、私の作れる最高のベストオブベストハンバーグを披露する。それだけです」

メグミ「……私達は、ただ自分達のハンバーグスピリッツを信じて戦うのみです」

エリカ「……」ニヤッ
以下略



19: ◆LvkSa83W7.[saga]
2016/06/05(日) 21:22:57.68 ID:YBpk6fkd0
〜調理風景カット〜

エリカ「完成よ!」

まほ「逸見シェフ、一足先にハンバーグを完成させました!」
以下略



20: ◆LvkSa83W7.[saga]
2016/06/05(日) 21:27:41.05 ID:YBpk6fkd0
愛里寿「はぁはぁ……だめ、もう我慢出来ない! あーん、もぐ……んんっ!?」ビビクン♡

愛里寿(すごい! 口に入れても旨味の奔流が止まらない! 噛み締める度に、後から後から――まるで強固な装甲と強力な攻撃力を持つドイツ戦車みたいっ!)プルプル♡


以下略



21: ◆LvkSa83W7.[saga]
2016/06/05(日) 21:32:38.58 ID:YBpk6fkd0
愛里寿「はぁ……はぁ……凄かった……♡」トローン

まほ「この愛里寿の反応……逸見シェフのハンバーグは相当な代物だった様子! 一方のメグミ・アズミ・ルミのチームは……?」

メグミ「完成しました!」スッ
以下略



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