過去ログ - 奏 「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんでしょ?」
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◆4C4xQZIWw7k3
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2016/07/07(木) 13:35:01.90 ID:JzAJgkPCo
「………」
「馬鹿よ……ほんとに大馬鹿よ。 武士失格とでも言いたかったの? それこそ、武士失格よ……。 いい機会だから、ここではっきりさせておくわ」
以下略
100
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:35:42.34 ID:JzAJgkPCo
「あなたは私のプロデューサーなのよ……!」
「………!」
武士が喋らないのは怖いからだ。
以下略
101
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:36:19.77 ID:JzAJgkPCo
つい常日頃から唇に出さぬよう閉じていた言葉が漏れてしまった。
先程まで潤んでいたはずの奏の双眸が、雷撃呪文連打直前の天才魔物使いじみたでろでろとした闇を纏っている。
取り繕うため、プロデューサーは奏を抱き返し、全力で目を逸らす。
以下略
102
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:36:51.91 ID:JzAJgkPCo
「奏のプロデューサー兼、武士だ」
「なぁにそれ……ふふっ」
以下略
103
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:37:19.13 ID:JzAJgkPCo
以下略
104
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:37:46.47 ID:JzAJgkPCo
「………なんだか罵り合う気力なくなっちゃったわ」
「ん? なんのことなのだ?」
以下略
105
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:38:15.85 ID:JzAJgkPCo
「それにしても、恋愛映画とはな。 奏も……心変わりといったところか?」
「さぁ、どうかしら。 少なくとも、あなたに出会った日から私は何も隠してはいなかったのだけれど?」
以下略
106
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:38:46.84 ID:JzAJgkPCo
映画が始まり、ニコール・キッドマンが肢体を惜しげもなく晒す。
視聴者の心をいきなり掴む演出だが、奏のハートは別の場所へ飛んでいた。
時を越え、あの日へと。
以下略
107
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:39:15.71 ID:JzAJgkPCo
「けれど私も臆病だから。 一人で月へは行けなかった……」
映画は進む。
トム・クルーズとニコール・キッドマン、二人の夫婦が写し出される。
以下略
108
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/07/07(木) 13:39:42.07 ID:JzAJgkPCo
と、奏は神妙な表情から一転、くすくすと笑いを溢す。
「……なぁんてね♪ 一度言ってみたかったのよ、映画みたいな台詞。 あ! ほら見て! トムとニコールが何か始めるわよ!」
「………自分は舞台を整えただけだ。 偶像を作るのはいつだって、それ自身、だ」
以下略
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