過去ログ - 開かない扉の前で
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61: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2016/07/07(木) 01:12:44.66 ID:btuqrQDio
つづく

44-12 残っていた → 残っていなかった


62:名無しNIPPER[sage]
2016/07/07(木) 08:17:21.33 ID:Yq89nYQU0
おつです


63:名無しNIPPER[sage]
2016/07/07(木) 20:17:39.77 ID:1TIF/aBI0
おつ


64:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:14:15.57 ID:ZjlcYbSYo

 その場に残されたわたしたちふたりは、互いに顔を見合わせた。
 
 後ろには鏡の迷路、正面には開いたままの扉と大きな鏡。
 さっきまでそこにいた女の子の姿はもうない。
以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:14:45.64 ID:ZjlcYbSYo

「……おまえも見たんだよな?」

 ケイくんは鏡に歩み寄りながら、そう訊ねてきた。
 うん、とわたしは頷きながら、辺りの様子を見てみる。
以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:15:29.17 ID:ZjlcYbSYo

「……あのね、ケイくん。たしかに、現実的に考えたら、ありえないことかもしれないけど、
 ひょっとして、わたしたち、なにか変な状況に巻き込まれてるんじゃない?」

「……変な状況?」
以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:16:21.45 ID:ZjlcYbSYo


「前、見て」

「前……?」
以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:17:24.87 ID:ZjlcYbSYo

 それにしても……さっきからなんだか、現実感がない。
 夢の中みたいだ。視界にうつるものをなんだか遠くに感じる。

 ケイくんは背後の鏡に近付き、手のひらで触れた。
以下略



69:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:17:51.77 ID:ZjlcYbSYo

「悪い夢でも見てるみたいだ」

 とケイくんは言う。本当にそのとおりだとわたしは思う。
 
以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:18:41.74 ID:ZjlcYbSYo

 わたしは黙って、ケイくんに右手を差し出した。

「……なに?」

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 01:20:02.90 ID:ZjlcYbSYo



 
 そうしてふたたび意識が浮かび上がったとき、わたしとケイくんは手をつないだまま、
以下略



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