247: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:34:36.43 ID:0cI4rqiK0
車は駅前のメインストリートを通り、商店街はクリスマスムードの装飾がちらほら見える。
もうそんな季節か、と一年の早さを感じつつ、彼は窓からその景色を眺めていた。
そして街外れに出ると、車はとある大きな公園に停まった。
248: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:36:18.30 ID:0cI4rqiK0
数分後。とうとう完全に夜になり、二人は駐車場へ歩を進めていた。
平日の今日、本格的にイルミネーション目当てのカップルが集まってくるのは19時過ぎ。
249: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:38:07.52 ID:0cI4rqiK0
「いやー、人枕はぬくいねー。」
「俺は重いですー。目え覚めてきてません?」
250: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:40:00.64 ID:0cI4rqiK0
彼女は若干イラつきながら携帯を手に取り、誰かもろくに見ずに電話に出た。
そのままもしもし?と無愛想に電話に出ると。
数秒後、彼女は真っ青な顔を浮かべていた。
251: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:43:41.07 ID:0cI4rqiK0
「北上さーん……私言いましたよね?初運転は免許持ちがいないと危ないから、私が上がるまで待て、って……。
私ね、今日早めに終わるよう、一生懸命仕事片付けたんですよー…それで駐車場来たら、車ないですし…ふふふ、初ドライブはどうでした?どっかぶつけてませんよね?」
「あはは…ご、ごめん、その、舞い上がっちゃってついさ……。」
252: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:45:15.64 ID:0cI4rqiK0
一方その頃、提督は執務室で、何やら頭を悩ませている様子だった。
253:名無しNIPPER[sage]
2016/09/06(火) 02:23:51.50 ID:6qkuKcIWo
冬の訪れ
乙
254: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/07(水) 05:37:44.69 ID:/W5Sz0Hg0
短いですが、投下します。
255: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/07(水) 05:42:16.97 ID:/W5Sz0Hg0
ある冬の日、とある『北上』が沈んだ。
正確には、その艤装が、であるが。
その北上の適合者は赤毛のショートヘアの少女であり、敵の攻撃を受けた際、艤装は大破。
256: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/07(水) 05:44:10.25 ID:/W5Sz0Hg0
12月初旬、時刻1853。
257: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/07(水) 05:48:24.06 ID:/W5Sz0Hg0
「う〜…龍驤さ〜〜ん……。」
「まーまー、そんなん北上も同じやろ。
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