266: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:43:00.19 ID:khV+Eq69O
アタシの趣味の一つに、ダーツがある。
267: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:44:26.69 ID:khV+Eq69O
12月21日。
今日の演習はこの鎮守府で行われており、先程終わった所だ。
268: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:46:42.64 ID:khV+Eq69O
「ケイちゃーん、戻ったよー!」
「『北上さん』!?びっくりすんなあもう。」
「いやー、つい。艤装付けてないとこれ出来ないしさー。」
269: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:49:25.57 ID:khV+Eq69O
“君にだけは、いつでもユウって言って欲しいけどねー……本当はさん付けも要らないよ。”
270: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:52:04.41 ID:khV+Eq69O
「ケイくん聞いてないよ〜…私コンパクターとか初めて使ったわよ…。」
「はは…車と人貸してくれって話だったんだけどね……『北上さん』もこれ食います?向こうでお土産にクッキーもらったみたいですよ。」
「あ………う、うん!もらうねー!」
271: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:53:43.05 ID:khV+Eq69O
自室へ入ると、北上は制服のまま、どさりとベッドへと倒れ込む。
点けたテレビの音を聴きながら、そうしてぼんやりとする間に番組はいつの間にかニュースからバラエティに変わり。
ゲラゲラと笑うタレント達の楽しげな声は、彼女には遠いものに聴こえていた。
272: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:56:36.60 ID:khV+Eq69O
時刻2024。
工廠の外には、赤い灯と紫煙が漂っていた。
273: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 07:59:45.17 ID:khV+Eq69O
「ユウさん、何やってんですか?」
「これなら共用だよー。アタシもケイちゃんもあったか、一石二鳥だねー。」
274: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 08:01:32.47 ID:khV+Eq69O
一度、どくんと、肩の傷が脈打ったのを感じ。
彼女の脈拍は跳ね上がり、切れる息を誤魔化す事すら出来なくなった。
目の前にあるはずの、星や海も見えない。
275: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/13(火) 08:04:04.43 ID:khV+Eq69O
「……ユ….さん!?……ユウ!」
「…………ケイ、ちゃん……?」
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