過去ログ - 南条光 「ヒーローは涙を見せない」【モバマス】
1- 20
2: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:02:43.33 ID:qqSs0KNp0

晶葉「で、私のところに来るのか……」

光「う……だ、だってレッスンまで時間あるし……晶葉なら何か答えてくれるかなって……」

以下略



3: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:03:26.96 ID:qqSs0KNp0


屋上は茜色に染まっていた。それほど高くないこの事務所からだと、周りの建物にさえぎられてしまい、夕日が完全に見えることはない。まるで森のようだ。うっそうと茂った灰色の樹海。

光「……昔はよくここで遊んだな」
以下略



4: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:03:53.50 ID:qqSs0KNp0


飛鳥「なに、これも一つの運命さ。で、いったいどういった相談なんだい?」

光「私が本当にやりたいことって何だろうって……このままアイドルを続けてくのに、もっとこう、目標みたいなの必要じゃないかなって」
以下略



5: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:04:25.38 ID:qqSs0KNp0

それって誰?と聞こうとした瞬間。けたたましい音を響かせながら見知った顔が扉を開いた。

キッとした悪戯好きな釣り目に、変わらないおでこ。最近は私が若干大きくなったからか、からかわれることも少なくなった。

以下略



6: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:05:03.42 ID:qqSs0KNp0


トレーナー「じゃあ、今日のレッスンはここまで。次回までに復習しておくこと」

光・麗奈「お疲れ様でした!!」
以下略



7: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:05:37.71 ID:qqSs0KNp0

はぁ、と大きなため息をつくと麗奈は立ち上がる。

麗奈「ほら、こーゆーときこそあんたの出番でしょ。入ってきていいわよP」

以下略



8: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:06:22.45 ID:qqSs0KNp0

プロデューサーに連れてこられたのは大きなスクリーンや機材のある視聴覚ルームだ。

ライブの映像やMVの完成品をみんなで見たりして使うことが多い。

以下略



9: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:06:52.64 ID:qqSs0KNp0


光『なあなあ、P。これってもう動いてんの?? OK?』

映像の中には、今よりももっと幼く、目をキラキラさせた、長い髪の、3年前の私がいた。
以下略



10: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:07:19.08 ID:qqSs0KNp0

光『あー……でも、最近分かったんだ。ヒーローも泣きたい時があるんだって』

光『つらくて苦しい時が、悩んで悲しい時があるんだって』

以下略



11: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:08:43.52 ID:qqSs0KNp0

ビデオは止まった。いや、止めたんだ。Pが。だってもう、アタシにはもうちゃんと見えてなかったから。

光「う、うわあぁぁん……ぐ、ぐすっ……あああん……」

以下略



15Res/13.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice