過去ログ - にこ「アイは盲目」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:30:58.24 ID:EYUQpcSc0
にこ「ふんふふ〜ん♪」

終業式を終え、大掃除を終え、いざ部室へ!
矢澤にこは夏休みの始まりに胸の高揚を抑えきれず、スキップ混じりに廊下を駆け抜けて行った。

にこ(夏休みよ! 夏休み! あー今年はどこに行こっかな♪ 夏祭りに花火大会でしょ? 川や海でバーベキューなんかもありだし、あーもう迷っちゃうなぁ!)

気分上々のまま部室の扉を思い切り開け放つ。

にこ「にっこにっこ……」

ぱぁんっ!!

にこ「にごぉっ!?」

「にこちゃんお誕生日おめでとー!!」

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:31:22.17 ID:EYUQpcSc0
にこ「え、え? ……あぁーー!! 誕生日! 夏休みのせいですっかり忘れてたわ!」

希「にこっちのことだしそんなことだろうってみんなで話しとったんよ」

絵里「花より団子。誕生日より夏休みってところかしら」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:32:24.76 ID:EYUQpcSc0
にこ「ふぅ……今日は楽しかったなぁ」

夜、妹たちを寝かしつけてから、昼間のことを思い出す。
たくさん写真を撮ったし、プレゼントも貰った。にこにとって今日は人生で最高の誕生日だった。

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:33:00.77 ID:EYUQpcSc0
にこ「んん……むにゃ……はっ!?」

いつも通りの平凡な朝だった。枕もとの目覚まし時計は六時五分前を指していた。

にこ「いつも鳴る前に目が覚めるのよね。ま、これも世界No.1アイドルの実力のうちね!」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:33:38.01 ID:EYUQpcSc0
「ワンツー! ワンツー! あんじゅ、遅れてるぞ! 英玲奈は動きがぎこちない!」

「見て! にこにーとA-RISEが一緒に練習してる!」

「A-RISEのダンスのキレも凄いけれど、にこにーは……」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:34:45.37 ID:EYUQpcSc0
「ワンツー! ワンツー! あんじゅ、遅れてるぞ! 英玲奈は動きがぎこちない!」

「見て! にこにーとA-RISEが一緒に練習してる!」

「A-RISEのダンスのキレも凄いけれど、にこにーは……」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:35:11.72 ID:EYUQpcSc0
あんじゅ「はぁ〜もうだめ……」

英玲奈「お、おつかれ……」

ツバサ「はぁ……はぁ……」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:38:09.61 ID:EYUQpcSc0
にこ「……悪いけど、プライベートですから」

英玲奈「なっ!?」

あんじゅ「ちょっと、にこちゃん! せっかくのファンの子なのに」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:38:41.86 ID:EYUQpcSc0
にこ「ふっ……はっ……くぅ! ……まただ。今のステップをもう一回」

一人きりのレッスン室。夕日が差し込む時間までただの一度も音楽が鳴りやむことはなかった。

にこ「はぁ……はぁ……」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:39:29.06 ID:EYUQpcSc0
にこ(……たまには家に帰るか。チビ達にもしばらく会ってないし)

黄昏の秋葉原は帰宅途中の学生で賑わっていた。そのほとんどがグループを作る中、にこは一人で家路についた。

「あの角っこのやつを狙うにゃ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:40:22.36 ID:EYUQpcSc0
「あの! 聞いてます?」

にこ「……っ! な、なに?」

「あ、よかった。今度、新しくスクールアイドルを始めたんです! よかったらライブに来てくれませんか?」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:41:15.39 ID:EYUQpcSc0
「くすくす、何あれ?」

「元気な子だねー」ニコニコ

「もしかして、スクールアイドル?」キラキラ
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:41:56.56 ID:EYUQpcSc0
――――――
――――
――

どれくらいの時間が経ったのだろう。悔しさを忘れるためだろうか。それとも自分への戒めのつもりだろうか。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:42:25.44 ID:EYUQpcSc0
にこ母「このプレゼントはね」

母親はにこが落ち着いたのを見計らって優しく語り掛ける。

にこ母「あなたの世界で一番のファンからの誕生日プレゼントよ」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 20:43:16.25 ID:EYUQpcSc0
ジリリリリリリリ―――

にこ「んんっ……むにゃ……はっ!?」

いつも通りの平凡な朝だった。けたたましく鳴り響く目覚まし時計は六時ちょうどを指していた。
以下略



16:名無しNIPPER[saga sage]
2016/07/22(金) 20:44:10.57 ID:EYUQpcSc0
何とか今日中に投下できた
にこにー誕生日おめでとう


17:名無しNIPPER[sage]
2016/07/22(金) 21:01:58.56 ID:e29DtkeSO
なんか切ない


18:名無しNIPPER[sage]
2016/07/22(金) 21:04:49.32 ID:XrxY8WCgo
ロンダ[ピーーー]


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