過去ログ - 高森藍子「7月25日。私は、ウサミン星でお散歩をしました」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:40:54.28 ID:s0xS1vQx0
>>5
下から3行目、一部訂正させてください。
誤:髪飾りのような封は
正:髪飾りのような封には
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:41:23.85 ID:s0xS1vQx0
その時だった。
手を伸ばしてぎりぎり届かないくらいに近い場所に、いきなり輪郭のぼやけたウサミン星人が現れた。
「ひゃっ!?」
『お待たせしました! おもてなしには満足してもらえましたか? キャハッ☆ ウサミン星まであと5分ですよぉ! それまで楽しみに待っててくださいね! ご主人様、お嬢様っ!』
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:41:53.88 ID:s0xS1vQx0
□ ■ □ ■ □
「加蓮ちゃんらしさとか出してみます?」
「いや、私ウサミン星人じゃないし……」
「じゃあ今まで通りにしますね! さ! これで銀河鉄道編は完成です! 改めてやってみるのも面白いですよね、加蓮ちゃんっ♪」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:42:24.08 ID:s0xS1vQx0
銀河鉄道が止まる。それと同時に、さっき車内アナウンスをしてくれたウサミン星人(案内役)が浮き上がるようにして現れた。
『こっちですよ〜っ』
導かれるままに藍子は出口へと向かう。3歩ほど踏み出した時だった。ぽんっ、と聞き慣れた音と共に頭の上に新たな感触が生まれた。
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:42:53.87 ID:s0xS1vQx0
お餅みたいな感触の地面に降り立つと同時に、銀河鉄道は流れ星のように消え去り、代わりに視界いっぱいにウサミン星の光景が広がった。
「わぁ…………!」
吸い込まれるような夜空に幾つもの星が瞬き、目を離せない程の大きな満月が黄金色を発している。黄土色の地面には人が5人は並べるであろう真っ直ぐな道が広がっていて、腰ほどまでの高さのクリスタルフラワーで彩られていた。
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:43:23.94 ID:s0xS1vQx0
『さ、いっぱい楽しんでいってくださいね、お嬢様っ♪』
「はいっ! あっ、歩くのはもう少し……ここで見てからでいいですか?」
『もちろんオッケーですよ! キャハッ☆』
遊んでいるウサミン星人の1匹――1人が藍子の方を見た。つぶらな瞳が、ぱちくりぱちくりと瞬いている。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:43:53.81 ID:s0xS1vQx0
『うさみんっ♪』
『うさみんっ♪』
『ミンミンウサミンっ♪』
小さなウサミン星人はさっきよりもさらに嬉しそうに跳ねていた。そうしてからそれぞれ元いた場所に戻――ろうとしたけれど、2歩ほど進んだところで、くるり、と藍子の方を向き直した。
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:44:23.93 ID:s0xS1vQx0
満足したウサミン星人達が今度こそは元いた場所に戻る。楽しんでいってねー! とソプラノボイスをぴったり合わせてから。
上気した息を整えて、また藍子は景色を仰ぐ。
左手側にはミニステージらしき場所。それからカフェテラス席。噴水の周りでは楽しそうに何かを頬張っているウサミン星人がたくさんいる。
右手側には大きな滑り台に観覧車。それと公園。花柄のベンチと桜色の樹木。
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:47:24.04 ID:s0xS1vQx0
>>13
再度申し訳ございません。1行目の一部を修正させてください。
誤:満足したウサミン星人達が
正:満足したウサミン星人たちが
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:47:53.98 ID:s0xS1vQx0
「あれ? あの子、こっちを見てる」
桜色の樹木の陰からこちらを伺っているウサミン星人がいることに気がついた。
藍子は1つ笑って、残した半分の人参を渡してあげた。
ウサミン星人は思いっきり飛び跳ねて、ウサミミを曲げ曲げお礼を言いながら去っていった。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/25(月) 19:48:23.97 ID:s0xS1vQx0
「いろいろあるなぁ……」
辺りを見渡しながら、進んでいく。
向こうの方で、ぱっ、と何かが弾けていた。じっくり見ていると、ぱっ、ともう1度。
さっきからよく見る彼女らよりもさらに小さな、子どものウサミン星人が両手をあげて喜んでいた。
以下略
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