83: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 03:59:58.28 ID:WVC8K8YCO
軽快なメロディーと共にラジオは始まる。
速水さんは落ち着いた様子だった。どうやら緊張しているのは俺だけらしい。
「デレっす島村卯月です!」
84: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 04:02:40.07 ID:WVC8K8YCO
収録が終了したのを見計らって、俺と先輩はスタジオに入っていく。防音扉は重かった。
「おう、お前らお疲れ。今日はいつになくトークが冴えててよかったぞ」
「奏が話広げるの上手かったからね、私たちも助かったよ」
85: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 04:06:04.08 ID:WVC8K8YCO
と、視線が集まっていることに気がつく。アイドル四人は無言で不思議な視線を向けてきていた。
「どうかした?」
首を傾げると、渋谷さんが代表するように口を開いた。
86:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 09:50:41.97 ID:/UcbqowVo
めっちゃ書いてんな
87:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/08(月) 13:39:50.58 ID:iJhxBbTB0
かなちゃんすぐむずむずしちゃってかわいい
かわいいなー
88:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 00:42:44.17 ID:zj8L9pT10
続きまだかな
楽しみにしてる
89: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/13(土) 08:56:02.14 ID:djqbcaKg0
「いい報らせと悪い報らせ、どちらから聞きたいですか?」
ある日、俺は千川さんに呼び出された。不気味なほど満面の笑みをたたえた彼女は、勿体つけるように話を切り出してくる。
談話室が尋問室に思えた。
90: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/13(土) 08:59:11.64 ID:djqbcaKg0
「はあ、それで速水さんはいつ出演予定ですか?」
「全部です」
当然と言わんばかりな千川さん。理解が追いつかない。
91: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/13(土) 09:02:09.96 ID:djqbcaKg0
「いえ、俺にもわかりませんけど……」
「でも価値はありますよね。たぶん、専門家から見ればすごいんでしょう」
「有名なものは敢えて崩して描いてるそうですからね。なにかしらの意味があるんですかね」
92: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/13(土) 09:05:10.65 ID:djqbcaKg0
駅の喫煙所で紫煙を燻らせる。
頭が重い。ニコチンのせいか、進まないステージ演出の企画書のせいかわからなかった。
「まずいよね、これは」
93:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 22:52:54.44 ID:zj8L9pT10
これは…古来から伝わる戦術、偶然を装った待ち伏せでは
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