15: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:22:13.82 ID:UcuZNhVx0
夏美「……なるほどねー。アイドルのプロデュース、うまくいってないのね」
P「彼女は新人で、俺もプロデューサーとしては未熟者だから……どうしたものかと悩んでる」
P「今日なんかは、少し彼女とギクシャクしてしまった気もするし」
16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:23:01.12 ID:UcuZNhVx0
夏美「今の話を聞く限りだと、その子はトップアイドルへの意識がすごく強いみたいだし」
夏美「レッスンだって、毎日一生懸命やってるんでしょう?」
P「ああ。居残りで自主練をやる日も多い。あんまり無理をしているように見えたら、こっちから止めるようにはしている」
17: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:24:44.05 ID:UcuZNhVx0
P「昔からそうだ。俺はいろいろと計算をして、現実を見ようとして……それで」
夏美「それは決して間違いじゃないわ。現実を見ることは大事だから」
夏美「けれど、だからこそ」
18: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:25:41.42 ID:UcuZNhVx0
P「……いや」
今は、それよりも。
P「もし、夏美さんと俺の担当アイドルが同じだとしたら……俺は、あの子ともかみ合わないことになってしまう」
19: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:26:14.78 ID:UcuZNhVx0
P「さ、話はここまでにして。うまい酒飲もうか」
夏美「……ええ、そうね」
P「……それと。東京、いつまでいる予定?」
20: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:28:10.72 ID:UcuZNhVx0
土曜日
夏美「やっほー! Pくん!」
21: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:29:37.01 ID:UcuZNhVx0
わいわいきゃいきゃい
夏美「土曜日だから、結構人が多いわね」
22: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:30:37.64 ID:UcuZNhVx0
P「理由はいくつかあるから、今から説明する」
P「まずひとつ。俺は、夏美さんとの関係を諦めたくない。歯車がかみ合わないのはわかっているけど、だからって疎遠になっていくのは嫌だ」
23: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:33:39.18 ID:UcuZNhVx0
P「このまま、『元隣人』の関係で終わることだけは、嫌なんだ。この前君と話して、改めてそう思った」
夏美「……Pくん」
P「もうひとつの理由は単純で、夏美さんが職場の人間関係に困っているようだったから」
24: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:35:24.60 ID:UcuZNhVx0
夏美「な、なにそれ……ふふっ。全然ちっとも、Pらしくないよ。Pらしくない、めちゃくちゃな理論だわ!」
夏美「でも、それが好き。私、今すっごくドキドキしてる」
夏美「さすがにすぐには決められないけど、前向きに検討させてもらうわ」
25: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:36:19.45 ID:UcuZNhVx0
翌週
みく「ふんふんふふーん♪」
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