198:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:31:49.54 ID:ifFcB1G70
七時十四分。
改札をくぐる。大人数なので、それだけの行動にも時間がかかった。
向かっているのが街中とは反対だったので、大量の荷物が邪魔になる心配は無用だった。
199:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:34:04.28 ID:ifFcB1G70
無人の改札を抜けて、ボロボロのベンチが置いてある待合室を通り、駅の外に出る。
駅の目の前には海が広がっていた。
ザ・田舎の駅。
200:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:34:48.53 ID:ifFcB1G70
一通りの片付けが終わると、子供達がそわそわし始める。
さざ波の音が聞こえて、セミがよく鳴いている。
たしかに落ち着かなくなってくる。
遊びたい、のはわかるが、
201:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:36:17.80 ID:ifFcB1G70
急な階段を登る。
ロフトに顔を覗かせると、むわっとした熱気が頭を包んだ。
暑い空気は上にたまる。
202:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:37:00.40 ID:ifFcB1G70
埃がなくなった箇所から、濡らした布巾で軽く拭いていく。
これだけでかなり綺麗になった。
こめかみに汗が伝う。
203:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:38:17.34 ID:ifFcB1G70
日差しが強いかと思ったが、森から木が伸びていて、ほとんどが日陰になっていた。
廃車になっている軽トラが転がっている。
窓ガラスが割れていて、狭い運転席はツタで覆われている。
なんか癒される。
204:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:40:14.07 ID:ifFcB1G70
ねえちゃんの担当は終わっていたので(イチがほとんど終わらせていた)、三人でそこの仕上げをして、部屋に戻る。
掃除は全て終わっていた。
だいたい一時間ちょっと。さすが清掃部。
205:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:41:20.11 ID:ifFcB1G70
しばらく待っていると、水着の上からパーカーを着たイチが部屋から出てきた。
「……見た?」
「見る前に閉めました」
206:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:43:28.58 ID:ifFcB1G70
しばらく海で遊んで、全員で海から引き上げる。
思ったよりも藻が多くてげんなりした。
が、ムギちゃんにはそんなもの効かなかった。ハルとなーちゃんを引きずり回して楽しそうに遊んでいた。
207:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:46:28.45 ID:ifFcB1G70
鬼のように冷たいシャワーを浴びて、身体を拭く。
ウッドデッキの陰で、ハルと一緒に着替える(よく考えると見られるような人がいないことに気付いた)。
服を着て、少し暇な時間ができる。
女子が着替えるのはもう少し時間がかかりそうなので、ハルと一緒に駅へ続く道を散策する。
208:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:48:34.18 ID:ifFcB1G70
時計の針が頂上を過ぎていたので、全員で適当に昼食をとる。
テーブルは異常に広かったので、座る場所は問題なかった。親戚が来ても対応できるように、らしい。
午後になると、だんだんとみんな疲れてきた。
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