26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:25:56.56 ID:zsoczlY00
鞠莉「ほら、シーツが来るまでは横になれないけど、座っていなきゃ!」
ずいっと、冷えピタと薬が差し出された。熱はないと伝えたはずなのに。
ダイヤ「ひゃ、つめたっ!…ごほっ!」
27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:27:14.40 ID:zsoczlY00
鞠莉「そそそ、そういえばダイヤ。」
ふと意識を前に向けると、急に挙動不審になった鞠莉がもじもじしている。
ダイヤ「鞠莉さん?どうかしましたの?」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:30:23.38 ID:zsoczlY00
果南「……ダイヤ、どうだった?」
約束通りダイビングショップに戻った私に、果南が話しかけてきた。
鞠莉「…ごめん、わからなかった。」
29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:32:32.88 ID:zsoczlY00
果南「私たち、ダイヤのこと全然わかってなかったのかな…。」
鞠莉「そう、かもしれない…。」
2人で散々迷惑をかけた。だからこそ、ダイヤが何か悩んでいるなら力になりたい。そう思ってダイヤのお見舞いに行った。けれど。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:34:02.63 ID:zsoczlY00
―――
その晩、眠れなかった。
31:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:35:44.04 ID:zsoczlY00
練習に行くと、皆が気遣ってくれた。昨日の体調は悪くなかったが、今日は寝ていないせいでふらふらしてしまう。
奇しくも本調子ではないという話に信憑性が出てしまっていた。ルビィは朝から休め休めとうるさかった。
千歌は食べやすい大きさに剥かれた冷凍ミカンをくれたし、曜は練習メニューを減らそうと提案した。
梨子はスポーツドリンクと塩を多めに持ってきてくれていたし、花丸はユニットのカウントは自分がやろうかと申し出てくれた。
32:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 19:37:38.54 ID:+4o6bb1Go
ダイヤ様…
33:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:37:51.09 ID:zsoczlY00
午後は9月の半ばに控えたライブのための練習だった。曲目は再び未熟DREAMER。
夏祭りの時は練習時間があまりなかったので、今度はより完璧に仕上げたうえで臨むつもりだった。
ダイヤ「…はあっ、はあっ…くっ…!」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:39:22.13 ID:zsoczlY00
―――
果南「ほらダイヤ、保冷材。ちゃんと脇に挟むんだよ。」
35:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:43:31.93 ID:zsoczlY00
果南「あれ、ちょっと顔色戻ってきたね。もうしばらくしたら歩いて帰れるかな。」
ダイヤ「すみません、迷惑かけて…。」
鞠莉「そんなこと言わないでよ。ダイヤには普段お世話になってるんだから。」
36:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:47:06.88 ID:zsoczlY00
―――
果南「…寝ちゃった?」
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