315:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:41:38.69 ID:SW7pyD5d0
凛(くっ!!)
チビの攻撃を紙一重で避ける。
だけど、チビが壁を蹴って、私の背後から鋭い蹴りを放ち、私は直撃を貰って血みどろの教室に吹き飛ばされた。
316:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:42:59.68 ID:SW7pyD5d0
凛「……ふぅ」
よし。
確実に殺した。
317:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:43:31.12 ID:SW7pyD5d0
凛(……生きている人は)
重なり合って倒れている人を退かしてみるが、全員死んでいる。
凛(……駄目、か)
318:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:44:34.07 ID:SW7pyD5d0
玄野「な、なんだよ、これ……」
教室を窓から覗いて、震えている玄野。
玄野「嘘だろ……ひでぇ……マジかよ……」
319:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:45:03.65 ID:SW7pyD5d0
私の思考はループしていた。
この惨場を引き起こした一旦は自分にもある。
でももう安心、チビは殺せたからこれ以上被害は広がらない。
320:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:45:52.34 ID:SW7pyD5d0
玄野は女の子を避難させようとしているみたいだった。
玄野「あっちに向かって走ッて逃げろ。グラウンドに出れば大丈夫だと思う」
「…………」
321:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:46:58.55 ID:SW7pyD5d0
玄野は階段を下りながら銃を鞄から出して何かを呟いていた。
玄野「クラスの奴らみんな死んで……何でだよ……」
凛(……)
322:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:47:49.59 ID:SW7pyD5d0
玄野「俺が出て行った後すぐって……それなら何でクラスの奴等は全員……」
凛「……あっという間だった、一瞬でみんな殺されて……」
私に詰め寄ってくる玄野。
323:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:48:31.36 ID:SW7pyD5d0
そうやってしばらくすると、階下から大勢の人の声が聞こえてきた。
「生徒の避難は完了しているのか!?」
「安全装置解除しておけ!! 犯人がいつ現れるか分からんぞ!!」
324:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:49:53.50 ID:SW7pyD5d0
あれから二日、あの日の事は大事件となっており、連日ニュースになっていた。
白昼堂々、学校に押し入り生徒を数十人殺害した犯人は、煙のように消えて今だ見つかっていないと報道されている。
こうやってニュースを見るたびに考えてしまう。
325:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:51:58.84 ID:SW7pyD5d0
凛「……ううん、アイツ等は私の敵だった、私を殺そうとしてきた奴等、殺さないと殺されてた」
私の頭の中に記憶が蘇る、最初の緑の奴も、田中星人も、仏像も、あのチビだって私を殺そうとしてきた記憶。
凛「そう、アイツ等は私を殺そうとしてきたんだ、最初も私が殺されかけたから殺してやった。次もそう。その次、仏像もそう。チビとデカもそう、そんな奴等の為にこんな事を考えるなんて馬鹿みたい」
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