347:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:30:10.17 ID:ADXiSWap0
大きな会場だった。
ステージには3人の女の子。あの二人ともう一人は、確か城ヶ崎美嘉。
音楽に合わせて踊っているが城ヶ崎美嘉はリズムに乗って踊っているのに対し、あの二人はあまり合っていない。
348:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:31:18.28 ID:ADXiSWap0
P「……あの、島村さんと本田さんに会って話をしてもらってもよろしいでしょうか?」
凛「は?」
P「貴女と会うことで、彼女達が今感じている重圧を少しでも和らげる事ができるかもしれないので」
349:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:32:20.39 ID:ADXiSWap0
私が見ても明らかだ、ものすごく緊張している。
私の事も見ているようで見ていない、頭の中が真っ白になっているんじゃないのか?
私はPを見てみる、だけどこの人は頭に手をやり二人に特に声をかけようとしない。
350:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:33:35.85 ID:ADXiSWap0
凛「えーっと……今日が初ステージなんだよね? 楽しみだったんだよね?」
未央「楽しみ……うん、楽しみで、ワクワクしてたんだけど……」
卯月「いざ本番が近づいたら、すごく緊張しちゃって……」
351:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:34:46.91 ID:ADXiSWap0
凛「それにさ、二人とも楽しみだって言ってたじゃん。緊張するより楽しまないともったいないよ? 自分のステージなんだからさ、楽しんでいけばいいんじゃないかな?」
そう、楽しめる場所で楽しまないともったいない。
私はそう思っているしそうしているから、この二人にもそうしてもらいたいと思った。
352:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:36:22.25 ID:ADXiSWap0
未央「あー、なんだかしぶりんのギャップのお陰で緊張が解けたかも」
ようやく笑った本田未央、本当に緊張は解けたみたいだ。
卯月「はいっ、ありがとうございます! 渋谷さん!」
353:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:37:08.77 ID:ADXiSWap0
その後、すぐ衣装直しが始まり、Pは別の仕事があるみたいで控え室から出て行き、あっという間に本番となった。
私は未央と卯月に引っ張られるようにステージ裏まで連れてこられ、ステージの裏側からライブを見ることとなった。
関係者でも無い私がこんなところに入ってきていいのかな……。
354:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:37:56.06 ID:ADXiSWap0
美嘉「おっ、二人とも随分と落ち着いてるねー、さっきまでガチガチだったのに何かあったの?」
未央「美嘉ねぇ! ふっふっふー、本番に強いこの未央ちゃんがガッチガチに緊張しいるですと? そんなわけないってー!」
卯月「またそんな事言って、凛ちゃんのお陰なんです! ねっ」
355:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:39:29.23 ID:ADXiSWap0
去っていく城ヶ崎美嘉とは入れ替わりに別の女の子が二人現れる、どちらも多分アイドル、かわいらしい雰囲気と元気そうな感じがする女の子達。
「みなさーーん!! どうですかー!! 元気ですかーーっ!!」
「もう本番ですね、出るときの掛け声とかは決まっていますか?」
356:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:40:51.58 ID:ADXiSWap0
私たちは顔を見合わせて、まず未央が言い出した。
未央「じゃんけんで決めよう! 誰の好物を掛け声にするか!」
卯月「いいですよ!」
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