過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:39:21.80 ID:9SBqwW9h0
そう言って立ち上がった俺の行く手を遮るように、
智絵里が慌てて立ち上がる。
けれども、俺は彼女を椅子に座りつけると、
以下略
21
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:40:48.60 ID:9SBqwW9h0
「それでだ。妖精に作業を手伝ってもらった人は、感謝の印にお礼をするんだよ。
……実を言うと、俺もこの暑さには心底参っててね。
ついさっきまでは、給湯室に行くのすら面倒になってたほどなんだ」
以下略
22
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:42:15.25 ID:9SBqwW9h0
そう言って数歩足を出してから、
俺はくるりと彼女の方を振り返る。
「ああ、それから紅茶の味には期待するように。
以下略
23
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:43:18.31 ID:9SBqwW9h0
===
そうして幸せを運ぶ妖精を捕まえるため、彼らは罠を張ることにした。
美味しいお菓子に美味しい紅茶を用意して、
以下略
24
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:49:20.67 ID:9SBqwW9h0
===
……それから、三十分ほど経っただろうか。
以下略
25
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:51:11.32 ID:9SBqwW9h0
「そうだな。……そろそろ帰った方が良い時間だ」
言いながら俺は手早くパソコンの電源を落とすと、
いそいそと机の上や周りを片付けだした。
以下略
26
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:52:36.76 ID:9SBqwW9h0
「えっ……? あの、プロデューサーさんも帰るんですか?」
「うん、帰るよ。まぁ、給湯室に使った食器を持って行ってからだけど」
以下略
27
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:53:55.95 ID:9SBqwW9h0
「それで智絵里はどうなんだい?
君さえ嫌じゃないのなら、送って行ってあげたいと思ってるんだけど」
俺からの再度の問いかけに、智絵里が椅子から、弾かれたように立ち上がる。
以下略
28
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:55:47.57 ID:9SBqwW9h0
「うん。じゃあ、よろしく」
やはりこの子は微笑ましい。
それから俺たちは食器を洗い、事務所の戸締りを確認し、
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29
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:57:06.68 ID:9SBqwW9h0
「このクッキー、凄く美味しかったんですけど。……どなたの手作りなんですか?」
「そんなこと聞いて、どうするの」
以下略
30
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 20:02:04.82 ID:9SBqwW9h0
「それな……まゆの手作りなんだよね」
「…………えっ?」
以下略
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