過去ログ - 裕子「特別なことができるなら」
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13: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:33:08.82 ID:jzgcTAa+0

――四ヶ月後。ラスベガスのベラージオホテル前にある湖の周辺には多くの人々が詰めかけていた。

「おい、そろそろ時間だぞ!」

以下略



14: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:35:43.40 ID:jzgcTAa+0

あちこちから悲鳴と歓声が上がる中、少女の身体は重力に従って落下していく。スポットライトはそれを忠実に追いかけ、
このまま一つの悲惨な肉塊が出来るまでその姿を照らし続けるのではないかと、少女の生のショーを初めて見に来た
観客達が思い始めた瞬間、突如としてスポットライトの光の中から少女の姿が消滅する。

以下略



15: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:37:42.84 ID:jzgcTAa+0

裕子『今日は暑いですから、まずは皆様涼しくなってもらいましょう!』

そう言いながら裕子が湖面を足で叩くと、周辺の水がせり上がり一つの形を作り出していく。それは水の女神のような
美しい人型になると、意志があるかのように振る舞い、観客たちに腕を振っていく。
以下略



16: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:39:05.19 ID:jzgcTAa+0

「3ー!」

裕子『むむ……』

以下略



17: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:40:38.31 ID:jzgcTAa+0

(((仕掛けがどっかにあると思うんだがな)))

(((あとでサインもらいたい……)))

以下略



18: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:42:27.06 ID:jzgcTAa+0

裕子P「――ガハッ!?」

腹を殴られ気を失っていたプロデューサーは、蹴り飛ばされたことで再び意識を取り戻す。

以下略



19: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:45:39.09 ID:jzgcTAa+0

裕子P[ねぇ、ちょっといいかしら]

[……なんだ]

以下略



20: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:49:10.27 ID:jzgcTAa+0

裕子P(ユッコどうして……ショーは……!)

予定では未だ裕子のショーの最中であり、それが終わるまでは戻ってくるはずがないと信じていたプロデューサーは、
目の前で銃撃を浴びる裕子がショーを放棄してきたことに心を痛める。
以下略



21: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:51:55.48 ID:jzgcTAa+0

【ひ……】

襲撃者達は皆これからなにが起きるのかわからない恐怖に襲われるも、いつの間にか裕子のサイキックによって
足を動かすことを封じられており、目の前で出来上がっていく謎の物体が恐ろしいのに、誰も逃げ出すことが出来ない。
以下略



22: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:55:48.02 ID:jzgcTAa+0

きっと面白い光景になるだろうと自分では考えた裕子であるが、プロデューサーはこの命令に渋い表情を浮かべる。

裕子(あれ、ダメなのかな……?)

以下略



23: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:56:43.65 ID:jzgcTAa+0

裕子P「ふっ……くっ……! そんな……どうして!?」

裕子「やっぱり。プロデューサー腰が抜けちゃってますよ? 怖かったんですよね、しょうがないです」

以下略



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