5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:24:07.92 ID:RBrPvO4M0
「にゃあ」と言って、私はテレビに近付いた。今は日高舞の映像は流れていない。だが、どこにそれが置いてあるのかはわかっている。
私はご主人の方を見て「にゃあ」と鳴き、日高舞のビデオが入っているケースを叩いて示した。
「……舞ちゃんのビデオを再生しろ、って?」
さすがご主人。話がわかる。私は「にゃあ」と答えた。
ご主人がビデオを設定して、日高舞の映像が流れ始める。日高舞の歌が、流れ始める。
「にゃあ」
みく。みくなら歌えるはずだ。今までも歌ってくれたことはあっただろう。その時と同じように、歌ってくれ。
「……うん!」
みくはうなずき、テレビの隣に立った。そして、手をマイクを持つ時のように口元に添えて――
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