過去ログ - 神谷奈緒「芳乃様に叱られるから」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:03:10.06 ID:Ml0TRzBmo
奈緒「お、おまっ?! だだだ誰だっ?! っていうか何だお前っ!?」
「わたくしを覚えていないのでしてー?」
あたしは馬鹿みたいに口をぱくぱくさせてベッドの上で固まっていた。
3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:04:41.87 ID:Ml0TRzBmo
「おーい、朝っぱらから騒がしいぞー?」
一階から父さんの声が聞こえてあたしは内心すごくホッとした。
それこそ涙が出そうなくらいに。
体を縛り付けていた恐怖がふっと一瞬だけ解けて、それからドアが壊れるんじゃないかって勢いで部屋を飛び出した。
4:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:05:54.53 ID:Ml0TRzBmo
父さんはあろうことかあたしの部屋の布団やら机の引き出しやらをガサゴソとひっくり返していた。
奈緒「ちょ、父さん! 何してるんだよ!」
あたしが怒ると、この人はなぜかびっくりしたみたいに目をぱちくりさせた。
5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:07:18.25 ID:Ml0TRzBmo
「やっと思い出してくれたのですねー」
奈緒「うおおおっ!?」
また出た。
6:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:08:57.20 ID:Ml0TRzBmo
……昨日、あたしと父さんは隣町にある大きな山へキャンプに行った。
なんでまた急にアウトドアなんて行く事になったかというと、それは父さんにしか分からない。
思うに、完全に気まぐれだったんだろう。
あたしは元々そういうの趣味じゃなかったし、初めのうちは行くつもりなんてなかった。
7:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:10:22.76 ID:Ml0TRzBmo
あたしはずぶ濡れで叫びながらテントに戻った。
半泣きで父さんに「幽霊がいた」と訴えたけど真昼間から出るわけないだろうと笑われた。
確かに夏の一番明るい時間にお化けなんて理屈に合わない。お化けに理屈が通るのかはさておき。
でも美城山はそういうのが出てもおかしくない場所だった。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:11:46.62 ID:Ml0TRzBmo
「そなたにも申し訳ない事をしたと思っているのでしてー」
奈緒「……どういうことだ?」
「不可抗力といいますかー……これにはふかーい事情がありましてー」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 15:16:59.48 ID:Ml0TRzBmo
とりあえずここまで
言い忘れてましたが、このSSは独自設定・捏造設定があります
10:名無しNIPPER[sage]
2016/09/23(金) 15:17:48.24 ID:uRNk4SXpo
おいおい面白いじゃないか
奈緒は父親と仲良さそうだよな
11:名無しNIPPER[sage]
2016/09/23(金) 15:23:27.07 ID:LUpsQt9+o
面白いな、続き楽しみに待ってる
12:名無しNIPPER[saga]
2016/09/23(金) 19:29:38.16 ID:Ml0TRzBmo
○ ○ ○
「どうしたんだ奈緒。元気ないな」
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