114:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:38:06.86 ID:X5Ypwzoq0
磯風「……」
磯風「(こうして、いざコンロの前に立ち、改めて考えてみると…以前の私は、ほとほとヒドい有り様だったな)」
115:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:38:58.21 ID:X5Ypwzoq0
磯風「……」ブルブル…!
磯風「(ダメだ…意識したら、余計に震えが!)」
116:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:39:42.73 ID:X5Ypwzoq0
磯風「うぅ…でもやっぱり怖いよぉ…浦風ぇ…震えも止まらない…」ブルブル…
浦風「はは。しょうがないねぇ、まったく」
117:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:40:28.75 ID:X5Ypwzoq0
磯風「でも…温かい…それに、良い匂いがする…紅茶か?」
浦風「金剛姉さんに貰ったやつじゃねぇ。ハーブティー。心を静める作用があるんじゃと」
118:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:40:58.85 ID:X5Ypwzoq0
磯風「ようし、やるぞ」
瑞鳳「火加減は私も見てるからね。強すぎたらちゃんと言うから、思うようにやってみて!」
119:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:41:49.32 ID:X5Ypwzoq0
黄金色の溶き卵が、一筋の流線形を描いてフライパンに注がれていった。
それは軽やかな焼かれる音を奏で、フライパンの中で渦を巻く。
120:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:42:41.66 ID:X5Ypwzoq0
瑞鳳「…うん。火を止めて!」
言われるままに、磯風はコンロのつまみを戻した。ガスが遮断され、完全に火が消える。
121:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:43:18.25 ID:X5Ypwzoq0
磯風「……」ボーゼン
磯風「できた…のか?」
122:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:43:50.67 ID:X5Ypwzoq0
磯風「あぁ…ありがとう。本当にありがとう!感謝してもしきれんくらいだ…うぅ…グス…」
浦風「うんうん。今だけは泣いてもえぇよ。本当に頑張ったもんねぇ」ギュ
123:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:44:54.94 ID:X5Ypwzoq0
浦風「さてさて。温かいうちに、磯風の料理を食べないとねぇ」
磯風「うむ…すまないが、瑞鳳。浦風に先に食べさせてもいいだろうか?」
124:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:45:32.17 ID:X5Ypwzoq0
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