過去ログ - 瀧「君の、名前は――」
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:05:58.99 ID:6BNWGd8K0
そうして、三葉と出会って一ヶ月も経たない内に。

俺は三葉に告白する決意を固めた。

今までの人生で一度も告白した事もない俺だが、自然とその決意は固まっていた。

まるで出会う前からそう決まってたみたいに。

しかし、告白するのはいい。いいのだが。

……なんて告白しようか。

告白の仕方に悩んでいた。

普通に告白したら、三葉につまらない男だと思われたりしないだろうか。

かと言って、司達に協力してもらって、サプライズしてからの……というのも何か違う。

どんな形で告白するにせよ、その言葉は、俺と三葉の二人だけのものにしたかった。

手紙……という案も思いついたが、俺にはそんな文才も文章力も無い事は、就活で星の数ほどの企業に書類選考の時点で落とされた時点で証明されている。

ならば、一体どうしたらと、寝る前に考え始め、思いついた言葉を羅列したり、恋愛指南サイトを見たり、ああじゃないこうじゃないと考えに考え抜いたあと。

やっと告白の手段が決まった。

気付けば夜が明けていた。

こんなにも、誰かに自分の気持ちを伝える事を考えたのは、初めての事だった。


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