過去ログ - 瀧「君の、名前は――」
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:06:56.04 ID:6BNWGd8K0
そうして、次の週末。

いつも通り、二人でデートをした帰り道。

「……」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:07:41.09 ID:6BNWGd8K0
出来る限り、真剣な顔をして、三葉の目を見る。

吸い込まれそうなほど、綺麗な目だ。

「伝えたい事があるんだ」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:08:28.32 ID:6BNWGd8K0
……告白するにはシンプルすぎるセリフだし、ましてやこれくらい声に出して言えよって思われるかもだし、何でか勢いで俺の名前まで書いてしまったけどさ。

思いついた時、何故か、これだ! これしかない! って、そう思ったんだ。これなら絶対に、三葉もOKしてくれるって。

……そう思ったんだけど。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:09:31.34 ID:6BNWGd8K0
「はい。顔上げていいよ」

ネガティブな妄想にテンションが急降下していたところで、三葉の口からそんな言葉が。

恐る恐る。ゆっくりと顔を上げる。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:10:11.06 ID:6BNWGd8K0
「ほ、本当か?」

「うん。私でよければ付き合ってください」

「ほ、本当に……いいんだな!?
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:11:34.22 ID:6BNWGd8K0
私は、とある田舎の男の子と入れ替わっている。

非現実的だが、その現実を受け入れるには十分すぎるほどの体験をしてしまった。

ここ最近、不定期ではあるものの、週に2〜3回入れ替われば、誰でもそれを現実として受け止めることだろう。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:12:34.95 ID:6BNWGd8K0
そして、翌日。

今日の私は、男の子の私。

さて、今日はどうしよっかな、と思いつつとりあえず顔を洗おうと、洗面台に行って、鏡を見たら。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:13:39.02 ID:6BNWGd8K0

その次の日。

今度の私の机の上に、ノートにでかでかと下着が地味!と書かれていた。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:14:37.51 ID:6BNWGd8K0
そして今日は休日。

今日は私。いつもの、女の子の、普通の私だ。

この入れ替わり生活にも少々疲れ、友達からの誘いも無く、特に用事もなかったので、夕方くらいまで家でまったりしていると。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:15:30.20 ID:6BNWGd8K0
お母さんと二人で、食品売場へ。

流石は国内最大級の売り場面積を誇るとあって、そこも普通のスーパー並……いや、それ以上に広々としていた。

お母さんと、二人でああでもないこうでもないと言いながら、食べ物を物色する。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:16:09.34 ID:6BNWGd8K0
……もう、私達の出会った経緯はいいの?

お母さんに唐突にそう聞かれ、え? と私は聞き返す。

最近、あんまり聞いてこないから。とお肉を物色しながらお母さんは言う。
以下略



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