過去ログ - 「死屍累々、全てを呑み込むこの街で」
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26: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/11/09(水) 16:00:21.57 ID:WBahAE5V0
老朽化した壁はビスケットのように崩れ、大きな穴が出来てしまいました。

男は埃を軽く払うと、すんすんと中の臭いを嗅ぎ取ります。

(二人居るな)
以下略



27: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/11/09(水) 16:04:28.53 ID:WBahAE5V0
「エ〜クセレエェェエェン!! まさかもう取り返してくるとは! イェア!」

大げさなくらいに拍手をするサングラスの男は、男のごつごつとした手をがっしりと握ります。

「持ってけ泥棒! って言っても、君が泥棒を捕まえたんだっけな! ハハハ!」
以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2016/11/09(水) 16:56:19.03 ID:r07kjclEO



29:名無しNIPPER[sage]
2016/11/09(水) 17:17:04.90 ID:bS0N/JHy0
おつ


30:名無しNIPPER
2016/11/12(土) 22:00:39.46 ID:ArlH4pI70
――

「よし、準備は整ったな」

棺が並ぶ薄暗い場所で、ミゼルと呼ばれる男はそう言いました。
以下略



31: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/11/12(土) 22:04:15.07 ID:ArlH4pI70
男は錆びた太いパイプ管が絡み合う塔で煙草を吸っていました。

辺りは機械油臭く、むわっとした不快な臭いが男の鼻に広がります。

空は相も変わらず真っ黒です。わざわざこんな場所に来る物好きは、そうそう居ないでしょう。
以下略



32: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/11/12(土) 22:07:06.65 ID:ArlH4pI70
(思えば……あのジジイに会ったのは、いつからだ?)

(確か……氷の竜と戦って、負けた時だったか)


以下略



33:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 23:14:50.38 ID:qI3J5XkNo
みつけたぞ


34:名無しNIPPER[sage]
2016/11/13(日) 09:02:28.09 ID:VPSMoht90



35: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/11/14(月) 22:21:49.25 ID:VrYoP4K20
同時刻、老人はとある宿無しの神父の元へ訪れていました。

この街にも、神を信じる聖職者が居るものですね。一体誰を信じているのでしょうか。

老人に気が付いた神父は、ゆっくりと横になっていた身体を起こします。錆びた十字架がかちゃりと音を立てました。
以下略



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