125:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:51:07.97 ID:m7NAtdw70
すると、どこからともなく不気味な声と共に黒い影が三匹の前を横切っていきます。
ズルズキン「てめえらは・・・あの時の!」
三匹の前に現れたのはヘルガーと四匹のデルビルたちでした。
126:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:51:42.46 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「旦那、兄貴!」
ヘルガー「よそ見する癖は治ってないみたいだな!噛み砕く!!」
モウカザル達に気を取られたズルズキンの脇腹にヘルガーの鋭い牙が突き刺さります。
127:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:52:14.67 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「ぐっ・・・一体どうしたんだ・・・」
エルレイド「ズルズキン、じっとして。今癒しの波動を使うから」
ズルズキン「すまねえ・・・兄貴・・・」
128:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:52:44.50 ID:m7NAtdw70
エルレイド「あのポケモンってあの時の!」
モウカザル「バルジーナに襲われてたポケモンだ・・・!」
アブソルはもう一度咆哮をあげるとヘルガーに向かって突進していきます。
129:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:53:51.75 ID:m7NAtdw70
アブソルとヘルガーの戦いは炎と風をまき散らし、お互い譲らぬまま激しさを増していきます。
ヘルガー「悪タイプながら、正義の心を持ち合わせた愚かなやつめ・・・。この力で貴様を葬ってやる!」
すると、ヘルガーの体が黒い煙に包まれていきます。
130:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:54:25.01 ID:m7NAtdw70
ヘルガー「・・・これで決着だ!!」
その言葉と同時にヘルガーの体が真っ赤な炎で包まれていきます。
自分の持てるすべての力をぶつける技、オーバーヒートを使うつもりなのです。
131:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:55:01.26 ID:m7NAtdw70
しかし、飛び立ったヤミカラスにアブソルが鋭い爪を立てて襲い掛かりました。
紙一重でアブソルの攻撃を避けたヤミカラスは、体勢を立て直すと再び空へと舞いあがっていきます。
ズルズキン「あいつ逃げるぞ!」
132:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:55:31.71 ID:m7NAtdw70
アブソルの足場の岩場から、鋭く尖った岩が新たに顔を出し、白毛で覆われたその体を貫きました。
モウカザル「アブソル・・・!!!」
岩はアブソルの体を貫いたまま天高く伸びていきます。
133:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:56:09.87 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「なんだこれ?!」
エルレイド「囲まれちゃうよ?!」
まるで岩でできた檻のようです。
134:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:56:55.03 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「まさか・・・お前がヤミカラスを使って俺を唆して旦那や兄貴の親を攫った野郎か?!」
「唆す?攫う?人聞きの悪い・・・あなただって最初は私の言葉に共感していたじゃありませんか」
ズルズキン「お前の言っていることは夢幻だ!そんなもの信じられるか!!」
135:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:57:25.65 ID:m7NAtdw70
やがて岩の檻に亀裂が入り、一部が音を立てて崩れ落ちました。
ズルズキン「殺してやる!!」
ズルズキンの視界が外の景色をとらえたとき、謎の光がその眼に入り込んできました。
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