129:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:53:51.75 ID:m7NAtdw70
アブソルとヘルガーの戦いは炎と風をまき散らし、お互い譲らぬまま激しさを増していきます。
ヘルガー「悪タイプながら、正義の心を持ち合わせた愚かなやつめ・・・。この力で貴様を葬ってやる!」
すると、ヘルガーの体が黒い煙に包まれていきます。
130:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:54:25.01 ID:m7NAtdw70
ヘルガー「・・・これで決着だ!!」
その言葉と同時にヘルガーの体が真っ赤な炎で包まれていきます。
自分の持てるすべての力をぶつける技、オーバーヒートを使うつもりなのです。
131:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:55:01.26 ID:m7NAtdw70
しかし、飛び立ったヤミカラスにアブソルが鋭い爪を立てて襲い掛かりました。
紙一重でアブソルの攻撃を避けたヤミカラスは、体勢を立て直すと再び空へと舞いあがっていきます。
ズルズキン「あいつ逃げるぞ!」
132:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:55:31.71 ID:m7NAtdw70
アブソルの足場の岩場から、鋭く尖った岩が新たに顔を出し、白毛で覆われたその体を貫きました。
モウカザル「アブソル・・・!!!」
岩はアブソルの体を貫いたまま天高く伸びていきます。
133:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:56:09.87 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「なんだこれ?!」
エルレイド「囲まれちゃうよ?!」
まるで岩でできた檻のようです。
134:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:56:55.03 ID:m7NAtdw70
ズルズキン「まさか・・・お前がヤミカラスを使って俺を唆して旦那や兄貴の親を攫った野郎か?!」
「唆す?攫う?人聞きの悪い・・・あなただって最初は私の言葉に共感していたじゃありませんか」
ズルズキン「お前の言っていることは夢幻だ!そんなもの信じられるか!!」
135:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:57:25.65 ID:m7NAtdw70
やがて岩の檻に亀裂が入り、一部が音を立てて崩れ落ちました。
ズルズキン「殺してやる!!」
ズルズキンの視界が外の景色をとらえたとき、謎の光がその眼に入り込んできました。
136:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:58:17.14 ID:m7NAtdw70
モウカザル「ぐふぅ・・・!?」
激痛に耐え、モウカザルはズルズキンを止めようと足を踏ん張ります。
しかし、腹部に強烈な頭突きを食らったまま押し戻されるモウカザルの体。
137:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/17(木) 16:58:47.92 ID:m7NAtdw70
エルレイド「モウカザル!!」
目の前でモウカザルの腹部が破裂して血が噴き出るのが見えます。
エルレイド「やめてズルズキン!!どうしちゃったの?!」
138:名無しNIPPER[sage]
2016/11/17(木) 17:53:31.29 ID:kJC3qyAFo
乙
どうなっちゃうんだ…
139:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 01:55:23.98 ID:0XoC4lYv0
何も見えない、暗闇。
上も下も右も左も前も後ろもわかりません。
一体どこまで続いているのか、どこまで道でどこまで壁なのか。
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