17:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:39:36.69 ID:sE5+pmBg0
ケッキング「サザンドラまでおったのか!」
ケッキングにかみついたのは凶暴ポケモンのサザンドラでした。
サザンドラはかみついたケッキングの拳をバキバキっとかみ砕きます。
18:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:40:30.33 ID:sE5+pmBg0
家に取り残されたポケモンたちの悲鳴が響き、村は炎に包まれ、村のポケモンがあちこちで倒れています。
モウカザル「ヒコ・・・!」
傷ついた体を引きずりながら、モウカザルはヒコザルの元へ向かいます。
19:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:40:58.88 ID:sE5+pmBg0
朝です。
太陽がまぶしく輝いています。
朝の日差しを浴びて、ヒコザルは目を覚ました。
20:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:41:30.89 ID:sE5+pmBg0
自分の家は崩れ落ち、村の家々も崩れ落ち、鋭い岩が転がり、地面は真っ二つ、あちこちで火がくすぶり、黒い煙が漂っています。
ヒコザルは手に握りしめていたお守りと一緒にあたりを歩き出しました。
動いているのはヒコザルと火と煙だけ。
21:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:41:59.34 ID:sE5+pmBg0
ヒコザル「僕が、みんないなくなればいいなんて思ったから?」
ヒコザルは泣き出しました。
自分の家のあった場所に戻り、一匹。
22:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:42:33.23 ID:sE5+pmBg0
どのくらい歩いたでしょうか。
お母さんを探してヒコザルはフラフラ力なくさまよっていました。
ヒコザル「どこだろ・・・ここ・・・」
23:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:43:09.22 ID:sE5+pmBg0
「この迷いの森で誰に断わって木の実を食べようとしてるんだ?」
ヒコザルの前に三体のポケモンが現れました。
迷いの森にすむ、ウツボット、ドクケイル、そしてペンドラー。
24:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:43:52.45 ID:sE5+pmBg0
ウツボット「いただきます」
ウツボットがヒコザルの体を口の中に入れようとしたその時。
彼らの横の木がなぎ倒され、また別のポケモンが現れたのです。
25:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:44:28.30 ID:sE5+pmBg0
ヒコザル「んん・・・」
気が付くと、敷き詰められた藁の上に寝ていました。
よく見るとここは洞穴の中みたい。
26:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:45:16.60 ID:sE5+pmBg0
お腹いっぱいになって元気になったヒコザル。
思い切ってあのポケモンに近づきます。
ヒコザル「おじさん、ありがとう」
27:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:45:57.20 ID:sE5+pmBg0
しばらく、ヒコザルはそのポケモンと過ごしました。
そのポケモンは何もしゃべってくれませんでしたが、ヒコザルはそれでも良かったのです。
なぜかはわかりませんが、悪いポケモンだとは思えなかったからです。
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