82:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:02:07.79 ID:bANYs4+r0
ズルズキン「ここが引き渡し場所だ・・・」
三匹は背の高い草木に囲まれた川のほとりにいました。
対岸には大きな檻のようなものが浮かび、その先にはキバニアが二匹つながれています。
83:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:02:46.65 ID:bANYs4+r0
どれぐらい経ったでしょうか?
すっかり夜も更け、月が真上に上っています。
聞こえるのはコロトックとコロボーシの鳴き声だけ。
84:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:03:33.84 ID:bANYs4+r0
ズルズキン「来たぜ・・・!」
キルリア「っ!!」
モウカザル「・・・!」
85:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:04:17.51 ID:bANYs4+r0
ズルズキン「伏せろ・・・!」
急にズルズキンがモウカザルとキルリアの頭を草の中に押し込みました。
よく見ると空にヤミカラスが一羽、対岸の方に飛んでいくのが見えます。
86:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:04:56.17 ID:bANYs4+r0
ズルズキン「よし、動き出した!」
キルリア「早く来い!早く来い!」
そして、檻が三匹の目の前に流れてきました!
87:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:05:38.17 ID:bANYs4+r0
ヘルガー「何をコソコソしゃべってる?何をしても無駄だ!」
ヘルガーが鋭い牙を覗かせます。
ズルズキン「そうでもねえよ!猫だまし!」
88:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:06:14.37 ID:bANYs4+r0
モウカザル「ズルズキン、大丈夫かな・・・?」
キルリア「大丈夫だよ、それよりボクたちは早くルカリオを助けよう!」
ズルズキンも気になりますが、ここに来た目的を忘れてはいけません。
89:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:06:48.47 ID:bANYs4+r0
中では傷だらけのルカリオが両腕を鎖で繋がれ床に倒れこんでいます。
モウカザル「ルカリオ・・・!」
キルリア「癒しの波動で回復しないと・・・!」
90:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:07:21.99 ID:bANYs4+r0
モウカザル「仕方ない・・・ごめんルカリオ!」
そういうと、モウカザルは尻尾の炎を渦巻かせて体にまといました。
モウカザル「火炎車!」
91:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:08:01.91 ID:bANYs4+r0
キルリア「もう少し我慢して!大丈夫!怖がらないで、ルカリオ!」
ルカリオに話しかけながら傷を癒すキルリア。
檻の外ではズルズキンのやられる声が響きます。
92:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/12(土) 08:08:43.04 ID:bANYs4+r0
二匹の意識が遠く向こうの景色に吸い込まれていく・・・。
それになんだか暖かい・・・。
暖かくて血行が良くなりすぎて、体中かゆい・・・。
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