過去ログ - 【デレミリ】アイマス昔話『もももも太郎』
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22:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:55:07.35 ID:YXRK2uFn0
イヴ「そこのご一行〜。向こうの島へ渡る舟をお探しですか〜?」


桃太郎たちの前に現れたのは、おうようとした口調でしゃべる女性でした。

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:57:05.35 ID:YXRK2uFn0
不思議な女性についていった一行が目にしたのは、今まで見たこともない奇妙な舟と、それを引っ張るであろう牛とも鹿ともつかない奇妙な動物でした。


晴「正直予感はしてたけど、舟じゃなくてソリだろこれ」

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:58:41.76 ID:YXRK2uFn0
イヴ「とにかく、この大きさならみなさん一緒に運べますし、鬼が島までひとっとびです」

桃華「それはいいのですが、本当にソ……舟を曳くのがこの子だけで平気ですの?」

イヴ「もぉっとたくさんの物を運ぶのだって慣れっこですし、大丈夫ですよ。ねっ♪」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:04:29.71 ID:YXRK2uFn0
その翌日、太陽が強く照りだす頃に、桃太郎たちは女性の導きにしたがって鬼が島へ乗り込みました。

女性とのあいさつもそこそこに、鬼が島の地へ足を踏み出す桃太郎一行。歩を進めていくと、ふいに子供が泣いているかのような甲高い声が耳に届きました。


以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:07:07.54 ID:YXRK2uFn0
さて、声のする方へ少しずつ近づいているのでしょうか。子供のものとおぼしき声も、次第に大きく聞こえてくるようになりまして、桃太郎たちの緊張も高まっていきます。


美玲「おい桃太郎! これ……」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:10:42.87 ID:YXRK2uFn0
道は、二手に分かれておりました。

一つは海岸の方へ続く広い道。もう一つは、島の中心部へ伸びているとみられる狭い道でした。

二人の桃太郎は、これを見て言いました。
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:14:36.44 ID:YXRK2uFn0
一行は、狭い道を縦長に列をなして進んでいきます。みんな、いつ鬼たちに見つかるかと思うと気が気ではありません。

ところが、その心配が杞憂に終わったのか、いつしか一行は野原と岩場の間にひらけた広場へたどり着いておりました。

みんなで組んだ列を解き、ほっとひと息ついて緊張の緩んだそのときでした。
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:17:59.35 ID:YXRK2uFn0
朋花「皆さん、はじめまして。私はこの鬼が島の頭領、天空橋朋花と申します」

桃華「頭領……ですの!」

桃子「わざわざそっちから出向いてきたってわけね!」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:19:17.03 ID:YXRK2uFn0
桃太郎たちが今にも打ちかかろうと構えていても、鬼の頭領は一向にひるむ様子を見せません。

頭領は、桃太郎や家来たちの表情を視線でなでるように一瞥すると、目を細めて言いました。


以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:20:35.69 ID:YXRK2uFn0
鬼の頭領がぱちん、と指を鳴らすと広場の周囲を鬼たちが取り囲みました。


朋花「さあ、みなさん仲良く子豚ちゃんにしてさしあげますね〜♪」

以下略



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