過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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24:名無しNIPPER[sage]
2016/11/15(火) 20:20:20.97 ID:EemRQpuCo
乙です
25:名無しNIPPER[sage]
2016/11/16(水) 08:43:27.35 ID:ysLTVGUHO
はよ
26:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:50:14.07 ID:h3Y5LuhA0
投下します。
27:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:50:51.33 ID:h3Y5LuhA0
文香(最近の映画館は、新作の予告やコマーシャルが長いようで……何とか上映には間に合いました)
文香(映画は、最近大ヒットしている、人格と体が入れ替わった高校生の男女のラブストーリーです)
文香(題材自体は、そんなに目新しいものではないですが……しかし、良く練られているストーリーや、見惚れてしまうほど美しい映像)
28:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:51:41.72 ID:h3Y5LuhA0
P「……落ち着きましたか?」
文香「……はい。すみません。ご迷惑を……」
文香(今は映画館を出て、ちょっと外れた近くの公園のベンチに、二人で座っています)
29:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:52:38.15 ID:h3Y5LuhA0
P「しかし、良い映画でしたね。大ヒットの理由がわかりましたよ」
文香「はい……私は映画は余り見ませんが、数年……いえ、十年に一本の映画でしょうね……それくらい素晴らしい作品でした……」
P「はい。私も泣きはしませんでしたがとても感動しました……音楽も良かったですねえ……たまにはロックもいいものです」
30:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:53:13.90 ID:h3Y5LuhA0
文香「そう言えば結局本は何を購入されたんですか?」
P「はい。鷺沢さんがおすすめしてくれた本と……あと、アイドル情報誌を……休日でも、仕事の事が頭にあって……」
文香「……真面目ですね、プロデューサーさんは……」
31:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:54:12.06 ID:h3Y5LuhA0
文香(……何か話題を、と思い……そのアイドル情報誌の表紙に目を通すと……)
文香(そこには、私達とは違う、アイドルグループの事が記されておりました)
文香(『変化し、進化し続けるアイドル』……そう題されて、特集が組まれておりました)
32:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:54:57.79 ID:h3Y5LuhA0
文香「私がバイトしてる古書店は、いつも閑散としていますから……勿論、叔父の経営方法や、来てくださるお客さんを古いと言っている訳ではありませんが……」
P「……」
文香「今現在の私を応援してくださっているファンの皆さんにも、とても感謝しています。でも、もっと……」
33:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:56:01.40 ID:h3Y5LuhA0
P「それに、今日鷺沢さんがやったワニワニパニックというゲームがあったでしょう?」
文香「はい……シンプルなゲーム性でしたが、面白かったです……」
P「あれは、私が幼少の頃からずっとゲームセンターに置いてあります。例え古くても、良い物はずっと残りますし、評価されますよ」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 17:56:43.59 ID:h3Y5LuhA0
文香「……はい」
P「あなたを見た瞬間、私はあなたをアイドルにしたいと思いました。あなたなら絶対にトップアイドルになれると思ったからです」
P「そんな私の荒唐無稽な、無茶苦茶な、子供のようなワガママにあなたは応えてくれて、アイドルになってくれました。そしてあなたがその為に沢山の努力をしているのも、私は良く知っています」
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