過去ログ - 【艦これ】迷子のマックス・シュルツ
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1: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 22:45:22.36 ID:lL8IvKpa0
めっきり寒くなってきた初冬の昼過ぎ、午後の業務を始めようとしていた提督の携帯に、一件の通知が届いた。
[道に迷った]
12:56
LINEで送られてきたのは、ただそれだけのごく簡単な一言。
送り主は、今日は非番で街に出掛けているらしいドイツの駆逐艦、マックス・シュルツからだった。
このメッセージを受け取ったこの鎮守府のトップ、提督は何も言わずに座ったばかりの椅子から腰を上げた。
大淀「どちらへ?」
提督「街に」
大淀「へ?あの、午後の業務が…」
提督「すまん、任せた」
ただそれだけ言い残して部屋を出て行った提督を、秘書艦の大淀は呆れた様子で見送った。
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2: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 22:57:26.34 ID:lL8IvKpa0
]周りに目印になりそうなものはあるか?[
13:00
[分からない、けれど人が多くて、1階建てのお店がたくさんあるわ]
13:01
3: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 23:05:51.67 ID:lL8IvKpa0
【商店街-A】
提督(…さて)
土曜の午後1時。商店街は人々でそれなりに賑わっていた。
4: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 23:12:58.00 ID:lL8IvKpa0
提督「鈴谷と熊野か、今日はお前達も非番だったな」
鈴谷「そういう提督は?サボり?」
熊野「こら、鈴谷…」
5: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 23:24:12.59 ID:lL8IvKpa0
提督が携帯を見ると、マックス・シュルツからの通知が二件来ていた。
[時計台はないけれど、とても電線が多いわ]
13:24
6:名無しNIPPER[sage]
2016/12/06(火) 23:33:24.28 ID:QIuGRMbt0
自身が機密の塊だと自覚せず迷子になるマックスがアホの子かわいい
7:名無しNIPPER[sage]
2016/12/06(火) 23:39:56.57 ID:eFin1rBSo
ハイエースからのダンケダンケはよ
8: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 23:41:40.17 ID:lL8IvKpa0
【住宅街】
それからしばらく歩き回り、ようやく先ほどの写真の場所と思われる場所に辿り着いた時には提督の嫌な予感は的中し、マックス・シュルツの姿は見当たらなかった。
提督は携帯を開き、先ほどの一文に未だに既読が付いていないのを確認し、溜息を吐いた。
9: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/06(火) 23:51:45.85 ID:lL8IvKpa0
提督「いきなりで悪いんだが、マックスを見てないか?」
利根「マックス?ドイツ駆逐艦のか?」
提督「ああ」
10:名無しNIPPER[sage]
2016/12/06(火) 23:58:24.90 ID:umky81jd0
Z3スレとは期待
11: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 00:01:39.26 ID:8i6rHJLzO
利根たちと別れてから間も無く、提督の携帯にマックス・シュルツからの連絡が届いた。
[ごめんなさい、ちょっと慌ててて携帯を見れてなかったの]
14:15
12: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 00:15:37.98 ID:8i6rHJLzO
提督は忙しなく動かしていた足を止め、道端に避けてから再度携帯を弄り始めた。
]1時間近くも返事がなくて心配したぞ[
14:19
13: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 00:17:49.71 ID:8i6rHJLzO
一気に終わらせられなくて申し訳ない、今晩はこれまでで
次で終わるくらいには短い内容です
14:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 00:20:50.55 ID:/TddwTfA0
乙
15:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 00:29:29.97 ID:/TddwTfA0
>>]お前の方が可愛いよ[
万里ある
16:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 01:50:44.55 ID:p59N5PeNO
違いないな
17: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 22:53:21.32 ID:LjxA/ZiU0
[そう、ありがとう]
14:26
既読を付けられて数分、返ってきたのは素っ気ない返事のみであった。
18: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 23:08:02.57 ID:588Xg8Zl0
それから30分、提督は図書館の入り口横のベンチで頬杖を付いていた。
自然と急ぎ足になってしまったせいで、15分もかからずに図書館に着いた提督。だが、その時点ではマックス・シュルツの姿が見えなかったため、こうして待っているのだ。
だが寒空の下でこうして待つのもなかなか辛いものがある。マックス・シュルツは今どこにいるのだろうか。
19: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 23:15:22.54 ID:588Xg8Zl0
提督は溜息を吐きそうになったが、今度は堪えた。
彼女に悪気はないのだ。ならば、自分がもっと分かりやすい言い方をすれば良かったのだ。
ただでさえ彼女には、日本のルールに合わせることを強要させてしまっているのだから。
20: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/12/07(水) 23:25:15.76 ID:ds8R56bJO
【博物館】
提督は腐っても軍人だ。
着いてみれば少し息が上がっている程度で、この距離にしては中々のタイムが出せたと満足気味だった。
21:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 23:28:05.49 ID:5LShY5TJo
独艦に英語で説明する提督
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