過去ログ - P「輿水幸子は無数に存在する」
1- 20
12: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:29:45.43 ID:Q/KsUm3o0
 どうやら俺は担当アイドルに手を出してしまったらしい。

 真っ赤になった幸子は「後ろ! 向いててください!」と叫び、スーツと同じく床に落ちていた下着やワンピースを拾い着替えた。
 居心地が悪かったのか、少しの間もじもじと目を泳がせていると、そのまま「顔を洗ってきます」と洗面所の方へ飛んでいった。

以下略



13: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:32:01.53 ID:Q/KsUm3o0
 アイドルは、恋愛をしてはならない。
 理由は明白。ファンがそれを嫌うからだ。

 アイドルが男と付き合えば、それはファンに対する裏切りと取られてしまう。
 もちろん全員が全員ではないだろう。
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 21:33:38.78 ID:Tj5uyqVVo
つまんね


15: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:34:22.31 ID:Q/KsUm3o0
 とにかく、やってしまったのだ。
 過ぎ去ったことを後悔しても仕方がない。

 問題は、ここからどう振る舞うかだ。
 幸子とプロデューサーが関係を持ってしまったからとて、大衆にバレなければスキャンダルにはならない。
以下略



16: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:36:35.95 ID:Q/KsUm3o0
 まさか、また記憶喪失か?
 こたつに置かれていたテレビのリモコンを取り、電源ボタンを押すと、ちょうど朝のニュース番組が放送されている。
 表示された日付は、

「2016年……? 11月13日……?」
以下略



17: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:41:15.02 ID:Q/KsUm3o0
 よし、こうしよう。
 昨日のあれは夢。今は記憶喪失。
 つまり俺は9月13日から2ヶ月間、記憶をなくしてしまっていただけなのだ。
 その間に家は引っ越し、酒の趣味も変わったのである。

以下略



18: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:43:08.92 ID:Q/KsUm3o0
 幸子はそれでもまだぐずぐずと不満を口にしていたので、「せめて朝飯くらい食べてくか?」と言ってみると、不満が止まり、「はい」と短く返ってきた。

 米を炊く時間はなかったが、冷凍ご飯を見つけたのでそれをレンジで温め、ついでにウインナーと卵をフライパンで焼く。
 こたつで向かい合ってそれらを黙々と食べていると、ちょうど幸子が箸を置いたところでチャイムの音が聞こえてきた。

以下略



19: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:49:10.35 ID:Q/KsUm3o0
 目の前にはノートPCがあった。
 手前には飲みさしの缶コーヒー、そして山と積まれた書類。
 
 執務室の照明は灯っているが、窓の外は暗く、妙に静かであることから、今が夜中であることが察せられた。

以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 21:52:44.44 ID:vg+9ShdSo
読みづらすぎだわ
出直してこいカス


21: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:54:09.20 ID:Q/KsUm3o0
 ……ここは本当に、俺の執務室なのか?

 仕事用のデスク、ノートPC、書類棚、観葉植物。
 来客用のガラス机と、対面に置かれたブラウンのソファが一組。

以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 21:58:46.50 ID:ob59XhT6o
まずモバをつけない時点で「あっ…」ってなる


160Res/90.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice