過去ログ - 穂乃果「これからも友達で」【ラブライブss】
1- 20
2:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:33:00.39 ID:vRldcILQ0


あの女の子はおばかさんだった。
穂乃果に会った時、逃げなかったんだ。
お互いまだ小さかったからか、髪の長いあの子は友達になってほしいと言ってきた。
以下略



3:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:33:38.82 ID:vRldcILQ0


ある日、髪の長いあの女の子は言った。

「今度穂乃果に新しい『黒いマント』を作ってあげます」
以下略



4:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:34:23.20 ID:vRldcILQ0


吸血鬼。
それが穂乃果の本当の名前だ。
『穂乃果』は、髪の長いあの女の子が付けてくれた。
以下略



5:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:34:56.31 ID:vRldcILQ0


あの子は、週末になるといつも血を持ってくる。
誰のものかは教えてくれない。
でも穂乃果には分かってしまう。
以下略



6:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:35:42.63 ID:vRldcILQ0


「穂乃果ね、あと10日しか生きられない」

ある日突然零れた言葉に、あの子は持っていた花瓶を落とした。
以下略



7:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:36:09.88 ID:vRldcILQ0


それから穂乃果の所には、あの子は来なくなった。
あの子は穂乃果の事を見捨てたのだろうかと、思った。
一日が経ち、二日が経ち、三日が経ち。
以下略



8:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:37:08.31 ID:vRldcILQ0


残り5日。
体になにかある訳でもなく、むしろピンピンしている。
本当に穂乃果は死んでしまうのかな、と思ってしまう。
以下略



9:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:37:53.49 ID:vRldcILQ0

「どうしたらいいの」
「方法がひとつ、あったんです。もしかしたら....いえ、多分怖いかもしれませんが、聞いてください。...."死ぬ"ことで救えるみたいなんです」

少し動揺したけど、そのままあの子の話を聞く。
以下略



10:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:38:39.92 ID:vRldcILQ0


"生きる方法"の話のあとから、あの子はずっと穂乃果の羽を触っている。
そう、穂乃果には羽が生えている。
と言っても、飛べるわけでもなく、小さなコウモリの羽で、あの子と出かける時はマントで隠している。
以下略



11:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:39:18.29 ID:vRldcILQ0


人間に戻ることが出来たなら―穂乃果はあの子との思い出を忘れていなければいいな。
もし忘れていても、泣かないでいてほしい。
きっと穂乃果は、あの子に恋をする運命なんだから。
以下略



12:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/12/14(水) 21:40:00.60 ID:vRldcILQ0


「いいよ、"海未ちゃん"」
「....頑張って....くださいね....また、同じようにお話ができればいいな」

以下略



23Res/21.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice