過去ログ - 花丸「はなまるぴっぴは善い子だけずら」
↓
1-
覧
板
20
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/12/25(日) 22:20:50.84 ID:O8fGFwM8o
「善男……くん?」
花丸は戸惑いを隠せぬまま、呼称を言い改めてみた。不思議と違和感はなかった。
考えてみれば、髪の長さはともかく、
背丈や体格まで変わった人物を善子と呼ぶ方こそ違和感がある。
そうして今になって気づく。性別も変わっているのだ、と。女の子から、男へと。
認識を改めて眺め直して、目の前の人物にも合点がいった。
もし善子が男になったのなら、善男のような人物になっていただろう。
「そう言っただろ?おや?」
善子、否、善男は何かに気づいたらしく、視線を前方へと向けていた。
釣られて花丸も、善男の視線の先を追う。
緩慢な足取りでこちらへと近づいて来る、二人の姿が映った。
顔立ちには見覚えがある。鹿角聖良、鹿角理亞。
彼女たち姉妹は『セイントスノー』という名のユニットを二人で形成し、
北海道を本拠地としたスクールアイドル活動に勤しんでいる。
そしてセイントスノーは、花丸の属するAqoursとはライバル関係にあった。
「こんばんは」
花丸達とは距離を保って立ち止まり、姉である聖良が余裕のある口振りで言った。
「こんばんは」
反射的に花丸も挨拶を返すと、それが合図となったように妹の理亞が動いた。
花丸達を目掛けて、急に走り出したのだ。
弾丸のような向こう見ずの勢いが小さな姿に篭っている。
衝突の危険を感じ、花丸は身を竦めて衝撃に備えた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
26Res/30.71 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 花丸「はなまるぴっぴは善い子だけずら」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1482671406/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice