1:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:09:13.32 ID:ZK6xe4Abo
佐城雪美ちゃんのSSです。
公式の供給が少なすぎて暴発した私の勝手な妄想なので、少し注意。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:10:18.27 ID:ZK6xe4Abo
imgur.com
3:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:12:08.66 ID:ZK6xe4Abo
我ながら、この写真はよく撮れていると思う。
つい先日、撮った写真を口の端が持ち上がって変な顔になってしまいそうなのを我慢しながら、それを眺めていた。
本当によく撮れている写真だ。ああ、直前にトラブルが起きたせいで現場を見に行くことが出来なかったのが、非常に残念だ。
4:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:17:07.24 ID:ZK6xe4Abo
考えてみれば、雪美ちゃんの家に行くのはこれが初めてでだ。
雪美ちゃんと出会ったのは、事務所のオーディション会場で、
その後の契約もあっという間に進んでいったこともあって、結局どんな家に住んでいるのかも、両親の顔すらも、私は知らない。
5:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:20:24.06 ID:ZK6xe4Abo
「ところで、本日はどのようなご用件で?」
「あっ、すいません。本日はこちらを……」
封筒から、雪美ちゃんの写真を見せるとお祖父さんは息を呑むようにその写真を見つめて、「よく撮れているな……」と呟いた。
6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:23:25.52 ID:ZK6xe4Abo
「ただいまー」
「まったく、噂をすればというやつか……」
お祖父さんは、頭を抱えて玄関へと向かって行って、一人の青年がお祖父さんに引っ張られてきた。
7:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:32:48.90 ID:ZK6xe4Abo
「すいません……。中々、大きな舞台に立たせてあげられなくて……」
雪美ちゃんが事務所に入ってから、かれこれ長い時間が経つが未だに、CDデビューすらできていないのだ。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:34:31.88 ID:ZK6xe4Abo
「ただいま……」
「ああ、雪美おかえりなさい」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:39:27.16 ID:ZK6xe4Abo
雪美ちゃんの両親の方を見るとサムズアップしてその様子を撮影しており、お祖父さんは例のプラカードを持っていた。
それにしても、随分と演技が上手くなったようで感心した。今度のドラマに推薦してもいいかもしれない。
何て事を考えていると、雪美ちゃんはまた私の耳元まで近づいてきて「さっきの言葉……本当だよ……」と囁いて、私の心臓はまたドキリとさせられた。
10:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:42:17.92 ID:ZK6xe4Abo
「ごめんなさい。私もうすぐ戻らないと……」
「じゃあ、その前に皆で写真……撮ろ……?」
家族写真に邪魔してはいけないと立ち去ろうとすると、雪美ちゃんは袖を掴んで「Pも一緒……」と言ったので、私も写ることになった。
11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:49:13.11 ID:ZK6xe4Abo
というわけで、終りです。
雪美ちゃんは、写真を撮られることに何か特別な意味か何かがあるんじゃないかと思って書きました。(下図参照)
でも、思い通りに書くのってやっぱり難しいですね……
・imgur.com
12:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:52:15.65 ID:ZK6xe4Abo
では、皆さま来年も佐城雪美ちゃんをお願いいたします!!
来年こそ雪美ちゃんのCDが聞きたい……
・imgur.com
・imgur.com
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