72:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:53:26.56 ID:Hhhi1HzW0
シエル「あ、それと一つ言い忘れていたことがありました……今日は夜中に出歩いちゃダメですよ!音ノ木坂周辺で殺人が起きた以上、どこに犯人が潜んでいるかわからないんですから!」
花陽「あ、はい……気をつけます」
シエル「現代の吸血鬼事件、なんて報道されてるみたいですけど……小泉さんは吸血鬼の俗説って知ってますか?」
73:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:54:18.74 ID:Hhhi1HzW0
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──いてはいけない、怪物なんです。
シエル先輩の言葉が、頭の中で何度も繰り返し再生される。
74:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:55:06.17 ID:Hhhi1HzW0
花陽「……なんですか、あれ」
小一時間の間、ひたすら音ノ木坂周辺を当てもなく彷徨っていると、妙な人を見つけました。
75:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:08:24.33 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あ、あの……ちょっといいですか」
「………………」
76:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:09:29.54 ID:Hhhi1HzW0
花陽「手荒になるかもしれませんから、先に謝っておきます。ごめんなさい……でも、私もこんなところで止まっていられないから」
「………………」
77:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:10:48.50 ID:Hhhi1HzW0
花陽「はあああ……やあっ!」
両手でこちらの肩を掴もうとしてきたところを、顎に掌底をぶつけることで回避。
78:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:11:40.61 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あっ──!」
右手で握り締めていたナイフが、後ろから抱きつかれた拍子に手から零れ落ちる。
79:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:12:41.05 ID:Hhhi1HzW0
身体中に無数の腕が伸びてきているのに、まともに抵抗することもできない。
そのまま地面に押し倒され、首を絞められる。
両腕で首を締め上げられながらも、必死に抵抗する。
80:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:13:28.43 ID:Hhhi1HzW0
花陽「げほっ、げほっ……!」
??「ただの遣いだっていうのにさ、面倒なことになりそうな気はしてたんだ」
81:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:14:18.09 ID:Hhhi1HzW0
??「死が濃い場所を手当たり次第に回ってたら、いつか辿り着くと思ってた」
花陽「あ、あの……あなたは一体」
??「自己紹介はいい。今はこっちが先だ」
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