過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
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83:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:15:51.78 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あの、私……なんてお礼を言ったらいいかわからないんですけど──危ないところを助けていただいて、本当にありがとうございました」

??「いいよ、そういうのは。こっちも訳ありで動いてたから、これはそのついで──別に良心の呵責がどうとか、人助けどうとかで手を貸したわけじゃない」

花陽「それでもありがたかったんです。あの人達に囲まれて身動きが取れなくなったとき……もうダメだって思ってましたから」
以下略



84:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:16:40.46 ID:Hhhi1HzW0
??「……肉食獣に睨まれた小動物みたいな目をするなよ。ああ、やっぱりこういう仕事は苦手だ──蒼崎橙子ってやつに覚えがあるだろ。オレはあいつの遣いであんたに会いに来たんだ」

花陽「蒼崎橙子?いえ、聞いたこともありません」

??「トウコのやつ、名乗ってもいないのか……全く、魔術師って連中はどうしてああも秘密主義なんだか」
以下略



85:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:17:36.80 ID:Hhhi1HzW0
なんだか現実味がなくて、まるで魔法にでもかかったみたい。


花陽「す、凄い!線が視えない……!」

以下略



86:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:18:33.30 ID:Hhhi1HzW0
花陽「…………」

??「死に触れた結果、死を直視することができるようになったなんて皮肉な話だけどさ、こんなこと普通は起こり得ないことだ。普通じゃないってことは異常ってことだろ──だから、あんたにその眼は似合わない」

花陽「私は普通ってことですか」
以下略



87:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:19:40.74 ID:Hhhi1HzW0
花陽「違います。線が消えるのは嬉しい……でも、今はじっとしていられないんです」

??「……死人を切ることさえ躊躇うやつが、生き残れるとは思えないけど」

花陽「そ、それは……」
以下略



88:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:20:37.75 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あ、あのっ!」

??「なんだよ、まだなにか用でもあるのか」

花陽「こんなに凄い眼鏡をタダで貰うわけには──」
以下略



89:名無しNIPPER[sage]
2016/12/28(水) 23:21:42.68 ID:8awjMTo0o
オールスターだな
最近色々あったからなんだかとても懐かしく感じる


90:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:22:03.17 ID:Hhhi1HzW0
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大した手掛かりを得ることができなかった代わりに、線が視えなくなる眼鏡を手に入れた日の翌日。

連続猟奇殺人の新たな被害者が出たということで、テレビはどのチャンネルに合わせても事件のことばかり報道していました。

以下略



91:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:23:09.72 ID:Hhhi1HzW0
重苦しい空気が、部室内に漂い始めました。

無理もありません。

みんなラブライブを目指して一生懸命努力してきたのに、悪質な事件のせいで中止に追い込まれるなんて、受け入れられるはずがないんです。
以下略



92:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:24:02.76 ID:Hhhi1HzW0
花陽「私も……凛ちゃんと同じです。あんなに酷いことをする人が街にいるかもしれないのに、ライブを見に来てくれるとも思えませんから」

にこ「そう……穂乃果、あんたは結局どうしたいの」

穂乃果「やらなきゃいけないって気持ちの方が強いけど、絵里ちゃん達が止める気持ちもよくわかる……だから、わからない」
以下略



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