2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:55:11.60 ID:n5zbXUjr0
「っと、本題に入ろっかな」
周子はんがちらりと後ろを振り返る。
後ろに居た男の人が、周子はんの隣に並ぶ。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:55:56.23 ID:n5zbXUjr0
――なんてことも、ありましたたなぁ。
目を開くと、照明の光に視界が真っ白になった。
明るさに徐々に慣れていくと、目の前にあるのは9代目しんでれらがーるの授賞式。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:56:25.35 ID:n5zbXUjr0
「朝、か……」
隙間から差し込む光に、開いた眼を細める。
眩しさに手を翳して、すぐにその腕が布団の上に落ちた。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:56:54.49 ID:n5zbXUjr0
朝食は食堂で和食を軽く適当に。まだ朝早いため、殆ど人が居なかった。
朝食を終えると、一旦部屋に戻って和服に着替えて外に出る。
駅の人混みの中を歩くのにももう慣れた。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:57:59.44 ID:n5zbXUjr0
「おはようさんどす〜」
会議室にはもう周子はんとプロデューサーはんが居た。
プロデューサーはんの顔が引き攣っている。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:58:33.36 ID:n5zbXUjr0
その後は、忙しい日々がずっと続いた。
周子はんの仕事はもっと多くなったけど、うちも今までにないほどの量を周子はんと一緒にこなしていった。
そこでは、9代目しんでれらがーる塩見周子とそのおまけ。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:59:04.36 ID:n5zbXUjr0
最近、紗枝ちゃんがおかしい。
なにがって、優しくなったような気がする。
ここのところ激しく罵られた記憶がない、と思う。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:59:33.04 ID:n5zbXUjr0
こうして話していても、いつも通りに感じる。
「パンケーキのお店見つけたんだけど、今度行ってみない?」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 19:00:16.76 ID:n5zbXUjr0
「もうあれから1年半になるんだよね」
「周子はんが押しかけてきてからどすか? 懐かしいわぁ。
連絡一つ寄越さんといてのこのこ出てきはったなぁ」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 19:00:52.77 ID:n5zbXUjr0
紗枝ちゃんを見送って呆然と立ち尽くしながらも、左手は無意識に画面を叩いてていた。
「なんでだろ。幼馴染で、お姉ちゃんで、ずっと一緒にいて、なのに……」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 19:02:45.54 ID:n5zbXUjr0
いつものように事務所に来た。
今日はうちだけが呼ばれている。
ここで2時間話したのは現状の再確認のようなことだけ。
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