218:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:48:52.70 ID:7kmWkE4YO
今日はこのくらいにしておきます
次の投下で多分ボイノベの内容は終わると思います
明日は東京に大事な出張があるので、日曜か月曜の夜に投下します
219:名無しNIPPER[sage]
2017/01/28(土) 11:35:25.69 ID:WZYTX0ogO
楽しんでね
220:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:15:45.04 ID:9MPQtGy4o
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イオリ「ハルシュタイン閣下! これは一体どういうことなのです!?」
221:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:16:35.09 ID:9MPQtGy4o
イオリ「ハ……ハルシュタイン閣下ぁーーーーーーっ!」
絶叫するイオリから無表情な顔を背け、
ハルシュタインは玉座の手元にあるスイッチを押した。
一息ついて、ハルシュタインは片側の口元を上げたあと、ゆっくりと言葉を発する。
222:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:17:34.44 ID:9MPQtGy4o
ハルシュタイン『地球上の全生命は今、私の手中にある。ならばどうする?
貴様らはまだ抵抗を続けるのか……
それとも跪き、額を地に擦り付け、服従するのか。
防衛軍とやらの対応を見て判断させてもらうことにする』
223:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:18:21.53 ID:9MPQtGy4o
無音……しかし、それを意識する間もなく、地球を揺るがす爆音。
破壊の輝きが、地球の表面を舐めた。
それは日本の中部地域から日本海を渡り、
大陸に達して最終的には北極海にまで達する“傷”を穿った。
224:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:19:49.61 ID:9MPQtGy4o
なんだ。
私たちの戦いなんて、最初からどうでもいいものだったんだ。
アミとマミの顔に、呆けたような笑いが浮かんでくる。
だが……そんな二人の隣で、
225:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:20:44.04 ID:9MPQtGy4o
くぅっ、とミキが歯軋りを声に変え、
そしてはっきりとした勇気と意思を喉の奥からの言葉にした。
ミキ「そうなの! 無理なの! 無駄なの! そんなのわかってる!
でもミキは嫌なの! 何もせずに諦めるのは絶対に嫌いなの!
226:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:21:28.38 ID:9MPQtGy4o
足の裏から噴射し、キサラギに似せて造られた地球防衛軍初の巨大ロボは、
大きく振動しながら巨体を舞い上がらせた。
ロケットエンジンが放つおびただしい煙が膨れ上がり、轟音が地面を震わせた。
加速を得て、リッチェーンの体はぐんぐんと上昇していく。
227:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:22:01.21 ID:9MPQtGy4o
軍の索敵システムと連動しているインカムが二人の耳に警報を鳴らした。
怪ロボット接近――
遠方に目を凝らしてみれば、
迫り来る黒い影がついに視認できるところまで接近してきていた。
だがそれでも、アミたちは立ち上がることができない。
228:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:24:01.74 ID:9MPQtGy4o
キサラギの声の正体は謎に包まれている。
それはパーツ同士が軋み合う音だとも、
通信系統の混線によるものだとも、色々な憶測が語られていた。
しかしアミたちは、キサラギの心が発するものだと信じていた。
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