241:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:33:19.98 ID:9MPQtGy4o
追撃してきた飛行怪ロボット軍団も流石に驚いた様子で、
自分たちに向かって突っ込んでくる二体の巨大ロボに対して
一瞬だけ攻撃の手を緩めてしまった。
その隙を逃さず、アミとマミは輝く希煌石を頭上高くかざした。
242:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:33:56.97 ID:9MPQtGy4o
腕であったパーツが足につき、
噴射ノズルであったものが武器らしきものの先端に組み込まれ……
その再構成は一見無秩序にも見えたが、
しかしそれこそが、無尽合体の真骨頂。
既存のパーツを複雑に掛け合わせるこの方法で、
243:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:34:25.56 ID:9MPQtGy4o
そんなミキの声に、明るい笑い声のハーモニーが帰ってくる。
そして――
リッチェーン、飛行怪ロボットとキサラギの無尽合体は、完成した。
胸にリッチェーンの頭部を抱き、
244:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:38:37.42 ID:9MPQtGy4o
・
・
・
マコト「スターキサラギ……? あれが、ここに突っ込んでくると言うのか……」
245:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:41:23.35 ID:9MPQtGy4o
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・
アミマミ「ハイパーリッチェーンハンマーーーーっ!」
246:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:42:15.70 ID:9MPQtGy4o
アミ「あれか! よーし……スターキサラギ、フルパワーーーーー!」
しつこく襲い来る飛行怪ロボット軍団を蹴散らし、
背中に合体した怪ロボットの翼から噴射して、
スターキサラギは黒い月へと直進した。
247:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:43:45.23 ID:9MPQtGy4o
スターキサラギの巨体に対して、決して大きくはない僅かな穴。
しかし構わず、アミたちはスターキサラギをそこに飛び込ませた。
大きく展開していた怪ロボットの翼が外壁に接触して吹き飛んだが、
勢いを緩めることなくスターキサラギは前進する。
ハイパーリッチェーンハンマーを振り回し、
248:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:44:25.11 ID:9MPQtGy4o
ミキ『なんか……誘われてるみたいなの……』
アミ「それならそれでいーよ!」
マミ「うん、たとえ罠だったとしても、
249:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:45:14.07 ID:9MPQtGy4o
アミが呟いた通り、そこはシンプルを通り越して“何もない”部屋だった。
しかし薄暗い中を目を凝らすと、ぽつんと一つだけ、
床に出っ張りが生えているのが見つかる。
それは非常に小さく、丁度、
人間一人が腰掛けられるくらいの椅子にも見えて――
250:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:46:08.78 ID:9MPQtGy4o
しかし、アミはその人影に奇妙な印象を持った。
まるで気配が感じられなかったのである。
宇宙に近い位置に浮かぶ巨大な人工物の中、
自分たちでさえスター・ツインズになっていなければ呼吸できるかも怪しい環境下で、
人間の気配などというものを語るのもおかしい話だ。
251:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:47:13.81 ID:9MPQtGy4o
ハルシュタイン「いかにも、ハルシュタイン……それが私の名だ」
マミ「お前が……悪の総元締め……!」
アミ「ラスボス!」
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