289:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:05:31.17 ID:QH3+K0Bio
しかしキサラギはそれを直前で回避し、
勢いを落とさぬまま怪ロボットの胴体へと体当たりする。
両足が浮くほどの衝撃を受け、怪ロボットは背中から地面に叩きつけられ、
アミ「やっちゃえ、キサラギ!」
290:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:08:14.84 ID:QH3+K0Bio
先に気が付いたのはアミだった。
地鳴りのような、しかし一定のリズムを刻んで徐々に近付くそれは、足音。
アミが音の方へ顔を向け、マミも一瞬遅れて音に気が付き、
アミに倣うようにして同じ方向を見据える。
291:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:09:44.89 ID:QH3+K0Bio
マミ「迎え撃て、キサラギ!」
『くっ……!』
両腕を胸の位置まで上げて片足を後ろに引き、
292:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:13:22.17 ID:QH3+K0Bio
怪ロボットは猛然と駆けた勢いそのままに跳躍し、
キサラギの頭上を超えて背後に着地したのだ。
アミ「嘘ぉ!?」
293:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:15:05.96 ID:QH3+K0Bio
イオリ『私のことが気になるでしょう? いいわ、教えてあげる。
私はハルシュタイン軍作戦司令、イオリ。
キサラギのパイロット――アミとマミ、
お前たちを始末するために、ハルシュタイン閣下から遣わされたの』
294:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:16:24.17 ID:QH3+K0Bio
アミ「っ……お前たちの目的は一体何なの!?」
イオリ『知れたことを……。我らの意志は、閣下の御意志。
親愛なるハルシュタイン閣下を全宇宙の神とすることこそが、私の目的……』
295:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:17:04.60 ID:QH3+K0Bio
アメジストのような宝石を思わせる紫色の半透明のカバーの向こう側に、
悠然と操縦席に座る少女の姿を、アミたちは見た。
不敵な笑みを浮かべたその少女は品定めするように双子の顔を交互に見て、
イオリ『アミとマミ……希煌石の持ち手、キサラギのパイロットよ。
296:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:18:47.92 ID:QH3+K0Bio
頭を掴む腕をキサラギは振り払おうとしたが、その前に怪ロボットは距離を取った。
離れたことでイオリの顔は再び見えなくなったが、
恐らく変わらず不敵な笑みを浮かべ続けているのだろう。
それ対し、アミとマミは険しい表情で敵を睨みつける。
297:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:19:38.53 ID:QH3+K0Bio
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日の夜投下します
298:名無しNIPPER[sage]
2017/02/02(木) 21:30:45.76 ID:GyuwRZLXO
>>1です
今日じゃなくてやっぱり明日投下します
299:名無しNIPPER[sage]
2017/02/02(木) 21:32:52.24 ID:cqoEgpfCo
何時でもどうぞ!
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