433:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:53:27.91 ID:kk6jit6So
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アミ「――ってわけで、今はまだ二体以上の無尽合体、オーバーマスターは使えないんだ」
434:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:56:17.91 ID:kk6jit6So
ヒビキ「うちに伝わる書物にもそう書いてあったから、多分それは本当なんだと思う。
だから自分、探してみるよ! 三希石の最後の一つ、希魂石を!
みんなは特訓で忙しいだろうから、自分に任せて!」
マミ「えっ……? でも探すってどうやって?」
435:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:58:31.37 ID:kk6jit6So
と、ここでヒビキが、ふと表情を改めて右手をすっと前へ差し出した。
その手には希照石が握られ、ヒビキは真っ直ぐに三人を見つめて言った。
ヒビキ「でもそのために、キミたちにお願いがあるんだ……。
自分がここに居る間、希照石を預かっててもらえないか?
436:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:59:55.52 ID:kk6jit6So
だがそんな二人の背中を押すように、
あるいは宝を託すヒビキの思いを汲むように、
ミキはヒビキの手を取ってはっきりとした声で言った。
ミキ「わかった、預かっておくの。
437:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:00:59.61 ID:kk6jit6So
ミキ「あはっ☆ それでこそアミとマミなの!」
アミ「その代わりヒビキン、きっと希魂石を見つけてよね!」
ヒビキ「もちろんさー! 見つかったらすぐに教えるから、楽しみにしててよね!」
438:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:02:14.43 ID:kk6jit6So
「――っ!?」
四人は同時に、息を呑んで目を見開く。
それは本当に突然のことだった。
希照石が、そしてアミとマミの持つ希煌石が、
439:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:03:22.36 ID:kk6jit6So
アミ「……なんだったの、今の……?」
マミ「わ、わかんない……」
二人はキョロキョロと辺りを見回すが、そうしたところで謎が解決するはずもない。
440:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:05:01.64 ID:kk6jit6So
マミ「ミキミキ、ヒビキン……?」
アミ「ねぇってば! ちょっと、二人共!」
ミキ「あっ……え、ご、ごめんなさいなの。な、何……?」
441:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:09:57.94 ID:kk6jit6So
マミ「ま……待って、ミキミキ!」
立ち去るミキの背を見たアミたちの脳裏によぎったのは、かつてのヤヨイの姿。
あの時のヤヨイも様子がおかしく、そして突然、行ってしまった。
それが友人としてのヤヨイの最後の姿だったのだ。
442:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:12:17.34 ID:kk6jit6So
アミとマミはそれ以上何も言うことはなかった。
ヒビキが感情を読み取る力を持っているのは事実だし、
またミキが疲れを溜めているのも恐らくは事実。
少し引っかかるところはあったものの、
今はヒビキの言うことを信じることにした。
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