487:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:03:30.36 ID:dsh5nH4HO
ヒビキ「そう、だよね。悪かったさー。
自分は戦えないけど、でもここから応援してる!
だから三人も頑張るんだぞ! 希照石も預けたままにしとくから、
全部終わったらちゃんと返してよね! 約束だぞ!」
488:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:06:07.07 ID:dsh5nH4HO
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『――衛星軌道上、怪ロボット多数確認。
総員直ちに出撃し怪ロボットの迎撃を開始せよ』
489:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:10:29.31 ID:dsh5nH4HO
防衛軍の通常戦力は各地に出現した怪ロボットへ対応。
キサラギとリッチェーンは、敵の本艦が大気圏へ突入したと同時に直接攻撃を仕掛ける。
それが作戦の一つであり、そのためにアミたちはこうして、予測地点で待機している。
そしていよいよ、出発の時が近付いてきた。
490:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:13:04.14 ID:dsh5nH4HO
マミ「ミキミキ……朝からすっごく真剣な顔だったよね。
ミキミキがこの戦いのために一番頑張ってたから
真剣な気持ちもわかるし、私たちだってもちろん真剣だよ……」
アミ「でも、あんまり思いつめちゃダメだよ。
491:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:14:18.25 ID:dsh5nH4HO
この期に及んでのミキの言葉に、アミたちは今度ははっきりと困惑した表情を浮かべた。
不安を残したまま戦いに赴くというのは確かに出来る限り避けたいが、
戻って練習する時間など無いに等しいのも事実。
二機揃って基地に戻りなどすれば、
まず間違いなくハルシュタインの大気圏突入に間に合わなくなってしまうだろう。
492:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:16:25.12 ID:dsh5nH4HO
良かった、わかってくれた――
しかしアミたちがそう表情を緩めたその刹那、
アミマミ「っ!?」
493:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:17:56.76 ID:dsh5nH4HO
理解が追い付かない。
ミキは何を言っているのか、なぜキサラギを転倒させたのか、
何がなんだかさっぱり分からない。
分からないまま、ミキは考える時間すら与えてくれなかった。
494:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:19:26.83 ID:dsh5nH4HO
その隙にキサラギは転がるようにして距離を取り、
片膝を付いてリッチェーンに向き直った。
ミキ『あの状態から抜け出すなんて……流石だね、アミ、マミ』
495:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:20:41.10 ID:dsh5nH4HO
マミ「なに、言ってるの……? そんなことないよ! 私たちだってミキミキと一緒だよ!」
アミ「なんでそんなこと言うの!? ミキミキ!」
ミキ『だって倒すつもりなら、あの時ヤヨイと戦ってはずだよね?』
496:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:23:06.87 ID:dsh5nH4HO
アミ「そんな……! ミキミキ言ってたじゃん!
無理とか無駄とか、やってから言うのとやる前に言うのとじゃ意味が違うって!」
マミ「私たち、あの時のミキミキの言葉があったからこの一週間がんばれたんだよ!?
確かに勝てないかも知れないけど、それでも諦めずに戦うって!」
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