524:名無しNIPPER
2017/02/27(月) 17:40:06.69 ID:bNCUTUdMO
乙
マコトは東方不敗か何かかw
525:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:40:45.97 ID:8KHAwi4Wo
・
・
・
ヤヨイ「――はあ、はあ、はあ……! ククッ、アハハハハハ……!」
526:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:41:53.33 ID:8KHAwi4Wo
ヤヨイ『……あン?』
消え入りそうなミキの声であったが、それははっきりとヤヨイの耳に届いた。
この状況に似つかわしくない、
まるでこうなることを見透かしていたとでも言うようなミキの発言に、ヤヨイは眉根を寄せる。
527:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:43:28.20 ID:8KHAwi4Wo
そこでヤヨイの口はぴたりと止まった。
そうだ……どうして自分はこれほどまで、ミキよりも強いことに固執しているんだ?
敵対する相手よりも強くありたいという気持ちは、これまでも当然あった。
しかし今の自分の感情はそれとはまた違う。
528:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:45:09.85 ID:8KHAwi4Wo
ミキが言っているのはそういうことではない。
そのことはヤヨイも分かってる。
ヤヨイは……既に気付いていた。
ミキが言おうとしていること。
529:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:46:47.90 ID:8KHAwi4Wo
――ミキの言葉を聞き、目を見開いて硬直するヤヨイ。
しかし直後、その耳に破壊音が届いた。
ヤヨイは反射的に背後を振り向いて音の正体を確認する。
それは、キサラギが打ち倒された音だった。
530:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:51:59.68 ID:8KHAwi4Wo
……しかし、その一撃が双子の命を絶つことはなかった。
マコト「っ!?」
マコトの体が一瞬で姿を消し、
531:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:53:21.34 ID:8KHAwi4Wo
時間にすれば僅か数秒の出来事ではあったが、
その間に発射されたニードルの数は数え切れない。
やがて全ての弾を撃ち尽くしたか、
ヤヨイの乗る怪ロボットは宙に浮いたまま沈黙し、周囲を束の間の静寂が包んだ。
532:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:54:37.03 ID:8KHAwi4Wo
マコト「そうか……。なら、閣下に裁定を下してもらう必要はないな」
長らく宙を舞っていたヤヨイの機体はやがて建造物をなぎ倒しつつ地面に落着した。
マコトはハッチを踏みつけて足元のヤヨイを見下ろす。
対するヤヨイはコクピット内からマコトを見上げたまま、不敵な笑みを崩すことなく言い放った。
533:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:55:36.46 ID:8KHAwi4Wo
今や両者の間に隔てるものは何もない。
マコトはむき出しとなったヤヨイの体に向けて、拳を握り込んだ。
遠くから、アミたちの叫びとキサラギの足音が聞こえる。
だが双方、互いから目を離すことはない。
この後の未来はもはや確定しており、
639Res/544.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。