過去ログ - 【ミリマス】午前五時よりの使者(なおしほ)
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◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:06:27.21 ID:IfE//nEu0
そうは言うものの、志保も繋がれた手を積極的にほどこうとはしなかった。
奈緒の手は暖かく、まるで子供が眠いときに体温が上がっていくようだった。
志保は小さいころの弟も眠くなるとそうだったなと思い出す。
奈緒と同じく、弟が志保の手を離そうとしなかったことも。
以下略
25
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:07:28.61 ID:IfE//nEu0
「……んぅ」
再び目を覚ました志保の膝にいたのは奈緒だ。
眠る前と変わらずそこに彼女はいた。
時計を確認すると四時間ほど経過していた。奈緒の集合時間まであと一時間ほど。
以下略
26
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:08:47.18 ID:IfE//nEu0
再び奈緒の寝息を聞きながら時計が進むのを待っていたが、楽屋の外から明らかに自分たちではない何者かの声と足音が聞こえて来たのだ。
「おはようございます! ちょっと早めに来ちゃいまし……」
「あっ」
以下略
27
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:09:46.70 ID:IfE//nEu0
「百合子ちゃん、大声出してどうしたんでしょう? 亜利沙ビックリしちゃいました」
「何か中にいたのかしら。嬉しそうな顔していたのが気になるけど」
続々とやってくるアイドル達。
徐々に近づく声と比例して志保の焦りは高まっていた。
以下略
28
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:10:29.49 ID:IfE//nEu0
「……あぁーなるほど。だから百合子ちゃん」
「か、勝手に納得しないで下さい!」
「むふふ、これはスクープの匂いですね!」
「亜利沙さんやめて下さい! 誤解です!」
以下略
29
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:11:30.30 ID:IfE//nEu0
『今日はホンマありがとな』
家に帰って来てすぐに奈緒から志保へメッセージが届いた。
以下略
30
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 22:12:22.66 ID:IfE//nEu0
『そうですね。私は来月が新ユニット公演なので、その時奈緒さんも早朝に来てもらいましょうか?』
半分皮肉で冗談、もう半分は表現できない感情の言葉。
奈緒は何て返してくるだろうか。送ってから志保は不安になってきた。だから急いで『冗談です』と入力し、送ろうとした。
以下略
31
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/02/13(月) 22:16:55.29 ID:7IBfbWnr0
乙乙。最高でした。
なおしほいいものだ…
32
:
◆Jnlik0MEGA
[sage]
2017/02/13(月) 22:17:58.80 ID:ecxJ8/1v0
おつです
>>3
横山奈緒(17) Da
i.imgur.com
以下略
33
:
◆qKhJzPKZxI
[sage]
2017/02/13(月) 23:44:13.33 ID:8DvqH+lnO
書き忘れてましたが、今作は以前某合同誌に寄稿したものです。
2年近く前ですが、いい機会なので公開しました。
34
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/02/14(火) 08:38:04.56 ID:sEc559Ldo
なおしほキテる…
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