過去ログ - モバP「理想のアイドルが欲しい」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 22:55:35.15 ID:gv0pEbdy0
控室には、まだ先ほどの二人が残っていた。
まだ少しはいてもいいらしいので、五つあるパイプ椅子の内の一つに腰かけ、置いてあった緑茶を啜る。
7:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 22:58:40.62 ID:gv0pEbdy0
私は緑茶を飲み干すと、
「変なこと聞いてごめんね。ここに長居してもいけないし、出ましょうか。帰りながら、疲れてるプロデューサーさんに何かできないか考えましょ」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:00:22.05 ID:gv0pEbdy0
「えっ、6人ですか!?」
受話器を持っていたちひろさんがそう突然素っ頓狂な声で叫んだ。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:02:04.67 ID:gv0pEbdy0
本当にプロデューサーさんは、疲れているだけなのか?
10:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:03:44.30 ID:gv0pEbdy0
プロデューサーさんを建物の中で見た記憶から、いそうな場所を探す。
11:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:05:03.24 ID:gv0pEbdy0
一体、何が起こっている?
そうして彼の執拗な愛撫のような囁きを聞くうちに、彼の向こうに、ぼんやりと人影が見える。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:08:06.79 ID:gv0pEbdy0
それから彼女は、ずっと私の傍らにいた。
理由は単純明快で、私のことを愛しているからだった。そのことについては、特に疑う余地はないし、むしろ幸せだった。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:09:06.78 ID:gv0pEbdy0
一週間ほど経った頃には、シンデレラプロジェクトの面子全員の横に、可憐な少女は笑っていた。
素晴らしい。みんなは彼女を愛し彼女に愛され、それを原動力にアイドル活動を成功させていく。
14:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:09:47.21 ID:gv0pEbdy0
15:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:13:13.46 ID:gv0pEbdy0
「え……?」自然と声が漏れる。
彼女はどこへ行った。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 23:14:43.25 ID:gv0pEbdy0
いる意味を無くした事務所を出て、自宅に戻る。
彼女は戻ってはいなかった。ため息が漏れる。
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