過去ログ - ('A`)が深海棲艦と戦うようです
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26: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/18(土) 14:36:49.54 ID:KLK+D78IO
中世の騎士が使った兜を思わせる形状の、一般的な深海棲艦の戦闘機として知られる【Helm】。
白色の球体という形状を基本形とし、flagship級や姫、鬼といった上級の深海空母が使うことが多いとされる【Ball】。
どちらも装甲は薄く、Helmの方に至っては通常種ならH&K MP5一連射で火を噴く“ワンショットライター”だ。加えて速力も400km/h程度が限界と、人類側の使う戦闘機とは性能面で雲泥の差がある。
27: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 14:38:11.64 ID:KLK+D78IO
「…ぁ……ぁぅ……ぐ……」
ずるずると、下半身を吹き飛ばされたドイツ兵が一人目の前を張っていく。最早死が免れないのは傍目にも明らかだが、そいつは声にならない声を上げながら必死にこの場を逃れようとしていた。
《タスケテ!!※※※※!!
28: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 18:00:36.10 ID:KLK+D78IO
_
(メ;゚∀゚)「アルカンタラマール防衛線よりHQ、深海棲艦機の猛攻を受けて戦線の維持が難しい!後退、もしくは艦娘の派遣を求む!!」
《此方HQ、艦娘の派遣は不可能だ。深海棲艦の攻撃は広域に及んでいる、外洋の主力艦隊の救出から優先しなければならない。
29: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 18:04:45.21 ID:KLK+D78IO
(#'A`)「っ!」
通りに飛び出すと同時に、小銃の引き金を引く。ただし目標はイ級でもないし、そもそも当てるつもりもあまりない。
『……!』
30: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 19:29:07.67 ID:KLK+D78IO
(メ;'A`)「ええ……部下兼友人がガチモンのトリガーハッピーだった…長いつきあいで初めて知ったんだけど」
ξ;゚听)ξ
('A`;)「ってうおっ!?」
31: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 20:18:06.35 ID:3Rgr7MqQ0
(#'A`)「Panzer vor!!」
号令一過、戦車のエンジンが唸り震動が身体に伝わる。フランス語の戦車用語なんざそもそも知らなかったが、ドイツ語でも意味は通じたようだ。
『─────ゥオオオオオオオオ!!』
32: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 20:22:29.81 ID:3Rgr7MqQ0
違和感を感じたのは、HelmとBallの動きだった。
先ほど言ったとおり、この2種類の深海棲艦機はどちらもほとんど艦娘ありきでなければまともな対策が打てない存在だ。単に厄介というだけでなく、攻撃能力も十二分に備わっている。
つまり、併せて100を優に超える敵航空戦力が居ながら、俺たちがまだ“半壊で済んでいる”というのは明らかな異常事態だ。
33: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 20:34:25.68 ID:3Rgr7MqQ0
('A`)「よってHQ、“遅滞戦闘を行い打撃を与えつつの後退”ならば問題ないと提言する。要は、海上打撃群が妨害部隊を殲滅し中核部隊、並びに上陸している深海棲艦部隊を俺たちと挟撃できればいいんだ。
遅滞戦闘を行う俺たちにありったけの戦力と火力をつぎ込め。そうすれば後は俺たちが、俺たちの仕事をやる」
《………》
34: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 20:37:01.98 ID:3Rgr7MqQ0
.
('A`)「……ウツダシノっふ!?」
_
(*゚∀゚)「ヒューーーっ!!!ドク、お前見直したぜ!HQに啖呵切っておまけに退却と増援の許可まで貰うとはな!」
35: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 21:54:51.45 ID:3Rgr7MqQ0
36: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 22:02:37.25 ID:3Rgr7MqQ0
(;'A`)「全車両散開、随伴歩兵も伏せろ!!」
ξ;゚听)ξ「※※※!!」
俺が天井を叩くとツンが何ごとか操縦士にフランス語で叫び、車両が急加速で前進、レオパルド2、ゲパルトも八方に散開する。
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