過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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420:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:37:36.34 ID:ha7ZcpN9o
ポケモンたちを漫然と育成していた以前とは違う。
ジムリーダーとして育成理論を熟知したダイヤの元で学んだ千歌は、それぞれの長所を引き出す術を身に付けている。
ラッキーは柔軟さを生かし、特殊攻撃への強固な耐性を伸ばすように育ててあって、たとえ高火力を誇るデオキシスからの攻撃であれしっかりと耐えてみせる!

一撃を耐えれば直後は隙、ルビィはそこへきっちりと反撃を合わせていく。
以下略



421:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:38:18.11 ID:ha7ZcpN9o
千歌は指示を。

ラッキーは攻撃に削られた体力を取り戻すべく、お腹に抱えた栄養満点のタマゴを食べようと試みる。
これぞラッキーの十八番、“タマゴうみ”。

以下略



422:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:38:58.53 ID:ha7ZcpN9o
叩きつけるは強靭な拳!

トレーナーとしての実力を伸ばし始めたのは最近だが、ポケモンたちを慈しみ可愛がれる少女なのは昔から。
そんな千歌が指示する“おんがえし”。いかに懐いているかに威力が左右される技だが、最大威力でないはずがない!

以下略



423:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:39:26.72 ID:ha7ZcpN9o
しんと静まり返っていて、他のポケモンの気配がない。
隕石の落下と見知らぬ異生物の出現に、野生のポケモンたちは警戒して森の奥へと引きこもっているのだろう。

幸いにして夜空は好天、雲のない星空から月光が清廉と降り注いで登山道を照らしてくれている。
それでも薄暗いことに間違いはなく、よく小石や木の根に転ばず走ってこられたものだ。
以下略



424:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:40:00.33 ID:ha7ZcpN9o
一体を倒し、見回せば五体、六体。
続々と現れるデオキシスシャドー、千歌もルビィも成長しているのだが、パーティー構成が些か火力に欠けている。
敵の数はますます膨れ上がっていて、まとめて飛びかかってくれば御しきれない。

このままではジリ貧、徐々に不利が見えている。
以下略



425:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:40:30.42 ID:ha7ZcpN9o
花陽の体格や顔立ちを見るに、多分同じくらいの歳かなとルビィは考える。
それでもトレーナーとして素晴らしい腕前をしていて、ルビィよりも何歩も先を進んでいて。
ポケモンと深い絆に裏打ちされた強さは、ルビィが目指すべき道筋のようにも思える。
それよりなにより、純粋に(すごい!)と。

以下略



426:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:41:31.42 ID:ha7ZcpN9o



穂乃果「誰かいる!リザードン、全力で飛ばして!」

以下略



427:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:42:08.55 ID:ha7ZcpN9o
トン、と背を叩いて合図、リザードンは生い茂る葉を突き抜けて高度を上げる。
上空からの視界を確保、穂乃果は山中に何かが燃えている箇所を見つけて指差す。


穂乃果「急ごう!」
以下略



428:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:42:40.68 ID:ha7ZcpN9o
フワライドと共に戦っているのは日頃からニュースなどで見かける、三十路少しの男性アナウンサー。

どうやらそれなりに戦えるトレーナーらしく、腰には四つのボールが見えている。
だが既にそのうち三体は撃破されていて、残りはフワライドだけ。

以下略



429:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:43:46.55 ID:ha7ZcpN9o
「こ、殺される…!」
「ひいいっ!!」

「……フワライド、戻れ」

以下略



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