過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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131:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 13:38:35.01 ID:8bSCwcq50
乙 


132: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/19(金) 05:18:19.80 ID:9W8aQvyl0
>>130
はてさて、結末はダイス様のみぞ知るとだけ。


いかんせん、ラストには向かっているので筆は遅くなってます。しばしお待ちを。


133:名無しNIPPER[sage]
2017/05/19(金) 22:14:59.18 ID:nmBiq6EZ0
あ、流石にそろそろきり良いとこで終わらせる感じ?
そこからエピローグより未来の事も、どうなるのかざっくりとは教えて欲しいところだなぁ


134: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 02:51:58.69 ID:p1HX8edu0
無線を切り、DJフレンドは拳銃を構える。今いるのは、3人組との会合で使った休憩室がある地下道だ。放浪者の指示で、隠れアジトが発見されないようその場所に待機の為に移動した。それは結果的に、功を奏して一方では今の危険な状況を招いていた。

功を奏したのは隠れアジトそのものが発見されたわけではないという部分。そもそもそこに隠れていれば見つからなかったのではないか、という疑問は起きる。だが、別働部隊が隠れアジト方面から増援としてやってきたのだ。状況からして、WWPが敵対的な生存者からの攻撃を受けたことによる応援だろうとフレンドは予想している。

幸い今いる場所は地の利がある。すぐには見つからないだろう。あくまで、すぐには。人海戦術を使える相手にしらみつぶしにされれば、ひとたまりはない。
以下略



135: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 03:13:57.15 ID:p1HX8edu0
「終わりだよー」

フレンドが近づこうとすると、バリケードの設置を終えたフェアリーは、エコーの後ろに隠れてしまう。それに意を介さず今度はそのエコーに音響探査で、どれぐらい近づいているか確認をしてもらう。

今のところ、推移は順調だった。無作為にバリケードを作りながら、退避をするというシンプルなもの。この状況に置いて、突発的な逃走となったこと。それに、ほとんど見も知らずの人間が混ざり、それなりの数がいるとなると、指示は単純明快にならざる得ない。幸い、バリケード敷設は、フェアリーの力でほとんど時間をかけずに出来ている。追ってきている相手が撤去するなり、破壊するなりの手間。それも逃走方向とは関係のないところにもバリケードを作っている。このまま逃げ切る時間は十分に稼げる。
以下略



136: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 03:50:12.91 ID:p1HX8edu0
「…。今、地上に出るのはまずい。ここの中に入ってきた兵士達も、まさか全員じゃないだろうからね。出入り口は、隠れアジト近くのを抜かして3ヶ所。2ヶ所は放浪者が今潜入しているエリアに入っていて、残った1ヶ所が候補だけれど、ついさっきその方向から兵士がやってきたからね。放浪者が、その目的のものをどうにかしてくれた時に起きる、混乱のどさくさに紛れて逃げるしかない」

作戦らしい作戦ではないのは、フレンドも承知だった。それはあまりにも希望的観測が過ぎると言っていい。放浪者ならその目的のものを破壊できるだろう。しかし、自分達がそれまでに耐えられるのかということが問題だった。

香坂が口を出そうとして、止める素振りを見せる。言いだしたところで仕方のない。この状況で、やれることを提示してくれるだけマシなのだ。大抵の場合、ただ逃げるだけになり、今頃被害も出していることだろう。小規模とはいえ、勢力の長を務め、慎重にそれでいて大胆に情報発信を続けてきた人間。緊急時において即座に判断し、紛いなりでも指揮を執れる人間は少数だ。
以下略



137: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/20(土) 03:53:41.69 ID:p1HX8edu0
>>133
一応コメのラストはこのバレットパレードに関してかな。ただまぁ、放浪者達が何を目的にしてるかを考えれば、それも自ずとわかるかと。
そこの未来展開ばかりは何ともね。ダイス様は知ってるだろうけども。


138:名無しNIPPER[sage]
2017/05/20(土) 05:55:08.75 ID:N+vjTkGJ0
乙!
いやいや完結しちゃうのかと思って焦ったんだぜ。どうかWWPは遅く来ます様に


139: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/21(日) 04:03:41.54 ID:izm4J/Xr0
それは静かな戦場だったといっていい。兵士達は恐怖するまもなく斬り伏せられていく。闇にまぎれて動く放浪者は、もはやそれが意思を持って彼らに襲い掛かっているかのようだ。

彼は間違いなく人間だが、彼がここまで培ってきた人知を超えた体験、そして得た武装はオーバーテクノロジーと形容できる。その2つを生かすことのできる彼自身の高いポテンシャルも相まって、それこそ人間離れしている。

しかし、それは表面上のことに過ぎない。彼という存在を形成するものということでは、切り離せはしないが、器の部分ではない。彼を支える器の部分は、どんな局面でもあきらめることはない、揺らがない信念。
以下略



140: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/21(日) 04:08:00.90 ID:izm4J/Xr0
「地上部隊及び、確認に向かった部隊からも応答はございません」

報告した兵士は淡々としていた。軍服の上から巻かれた包帯に血が滲み、戦闘が行われ生々しい負傷の姿には、あまり似つかわしくはない態度だった。

その姿とは対照的に負傷のない、ここの指揮官として活動している男は地上で放浪者が暗殺した指揮官とは違い、まだ平静さを装っていた。それでも、生存者との小競り合いで兵士が負傷し、次に分隊規模の兵士が消息を絶ちしばらくして斬殺されていたことを確認。そして今は、小隊規模の兵士の消息が不明。戦闘行為が行われたにしては異常だ。
以下略



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