過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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322: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 00:18:39.36 ID:6M0ey/eG0
歩む先に、左右の視界が聞かないT字路の交差部分が近づいてくる。視界が通らないのは、バスが壁になっている左側。見える範囲ではバス内にゾンビの姿は見えない。ハンドサインで平山はフェイに停止と周囲の警戒をするよう指示し、小さな手鏡を懐から取り出す。

まず、バスを背にして、正面の通りを慎重に確認し、そちらにゾンビがいないことを視認してから、手鏡を使って反対の通りを確認した。こちらの通りにも何もいない、そう判断して手鏡をしまおうとしたその時だった。路地裏から1人の生存者が、姿を現した。

鞄を背負って、鈍器系の武器を持っている以外はどちらかというと身軽な出で立ちだった。しばらく様子を見ていたが、その後に仲間が続く様子はない。単独で間違いないなら、覚から話の合った生存者に違いないはずだ。
以下略



323: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 00:45:12.18 ID:6M0ey/eG0
工作班の新たな任務である、バリケード外にある地下道へアクセスできる出入り口の封鎖の任務は、探索中に手に入った地図の情報によって好調に進んでいた。もちろん、EVEによる対応の多様性が取り戻せたという事実も大きい。

アクスマンやソードマンといったわかりやすい襲撃もなく、この好調に1人だけ危機感を覚えているメンバー、それは井門だった。

もちろん、全体的に油断があるとまでは言わない。しかし、わずかな隙間のような緩みがあるのは、否定できない状況の中で、井門だけ違うのは彼の持つ性格と今まで受けてきた影響によるところが大きい。
以下略



324: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 01:09:17.47 ID:6M0ey/eG0
強襲班の高速道路からの侵入路確保については、ほとんどの終わりが見えている状況だった。後は工作班での侵入路の確保さえ終われば、後はパラノイアとの決戦が待っている。

放浪者は高速道路から眼下にあるバリケード内部を、いつも通りの無表情で見ている。恐らくは何かの新たな策を練るための何かがないか探っていた。

無線からの報告で、工作班の出入り口封鎖も順調に進んでいることは聞いている。それに近い事をできないか、そんなことをあえて模索している状態だった。
以下略



325: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 01:32:58.73 ID:6M0ey/eG0
五百九十七日目

強襲班による高速道路からの侵入路確保はほぼ終了したと言っていい。残っているのは、他のルートへ繋がっている部分のゾンビ処理程度だからな。後は工作班の任務の進捗によるが、パラノイアの決戦が待つだけだ。

それを持って、俺の本来の任務になる文明復活の為の足がかりが出来るということだ。始まってすらいないことを始める為の終わりが、奴を倒すということになるな。
以下略



326:西切の手帳にいろいろ書き込みがある  ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 02:01:03.20 ID:6M0ey/eG0
さてさて、工作班の侵入路確保と地下道の封鎖も順調ですね。

あんまり好調過ぎて、井門さんがパラノイアの策略じゃないか的にいつもより警戒してましたね。

ありがたいことにそういった事は特になし。
以下略



327: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 02:26:53.96 ID:6M0ey/eG0
「ふんふふーんふー♪」

フェアリーは楽しそうに、拠点の外で、その周囲に浮遊していた。放浪者の側にいる訳でもなく、1人でいる状態だ。

「フェアリー、ここにいたんだね」
以下略



328: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 03:56:10.39 ID:6M0ey/eG0
男は一枚の紙きれに目を通していた。内容自体はシンプルなもので、この都市にある主要な駅の周辺に近づくなというものだった。

この都市で活動している勢力が、その場所を根城にしていることからの警告だと思い、近づいてみると大掛かりな工事でもしたようなバリケードが張り巡らされた場所を発見した。最初はそこが、警告を発した勢力の居場所と判断して確認してみると、不気味なほどの無人だった。

今はいったんそこから離れて、適当な商業ビル内にあった宿直室にいる。そして、この都市を歩き回って分かったのは、大型駅があったバリケードの周辺と、それ以外の場所ではゾンビの個数が明確に違うということだった。
以下略



329:ブレイクタイム  ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 04:03:28.82 ID:6M0ey/eG0
【緩やかに見える時間】
「………」カラン

「もうそろそろか、放浪者」

以下略



330: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/07/13(木) 04:04:47.82 ID:6M0ey/eG0
>>319
なんだろね?


331:名無しNIPPER[sage]
2017/07/13(木) 07:16:23.44 ID:T6bDi32hO

謎の生存者が生き残る道は放浪者に捕らえられて街から出ることかなー?
ってか放浪者なら明日に単独で動いて捕らえてそう


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