過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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59: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/21(金) 23:34:40.75 ID:8XMKiyFm0
「……本当に考えてるの?」

恐る恐るという様子で、放浪者の後ろを歩くエコーはそう言う。エコーが捉えた音は、嘘でも本当でもないという、微妙なものだった。

「…そうならないよう終わらせるだけだ」
以下略



60: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/21(金) 23:51:41.63 ID:8XMKiyFm0
>>50
まぁ、殺すことは目的にしてないからね

あとは放浪者の無茶いつも通りだけどねぇ(遠い目

以下略



61:名無しNIPPER[sage]
2017/04/21(金) 23:56:36.14 ID:SfC5K6Vt0
や、本当にお疲れ様です


62:名無しNIPPER[sage]
2017/04/23(日) 08:26:56.03 ID:fMiMoaPf0
乙 エコーもなかなか頼もしそうだ


63: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/25(火) 00:17:17.43 ID:GpWFD7CH0
放浪者は闇に紛れていた。彼の視界には、WWPの兵士が動いているのを捉えているが、兵士達は放浪者を視界に捉えてはいない。普段の彼なら、目の前にいる8人程度の兵士を、理解できる間もなく屠れる確信はあった。しかし、彼としてはわずかな危険性だとしても、それを冒す価値は今のところない。

重要なのは情報提供者と名乗る、DJフレンドに敵対している勢力。エコーの音響探査によって潜伏しているであろうと言われた場所へ急ぐ。

工場地帯は、その立地や建築物の関係で潜みやすいところが大半だ。集団とはいえ、少数の人間を探すには骨が折れるだろう。それに、まだWWPの目的ははっきりとしていないが、それを理由にここへ訪れているであろうWWPとって、情報提供者を探すのは二の次だろう。精々、探索の障害として認識され、目撃したら容赦なく撃ち殺す、その程度の腹積もり。基本的な部分について、放浪者はそう読んでいる。
以下略



64: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/25(火) 01:15:56.33 ID:GpWFD7CH0
「…先輩。マジ、寝すぎ」

「仕方がないわ。無茶をしているのは先輩なのだし…」

1階に部分の物置が物資を置くためと思われる小さめの部屋に、三人組はいた。先輩と呼ばれている男は簡易に作られた寝床で横になっている、疲れているのか側にいる女が額の髪を払っても、身じろぎもしない。もう1人の女は、その部屋の北側にある2つのうち右側の窓から外を警戒している。
以下略



65: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/25(火) 02:09:55.58 ID:GpWFD7CH0
2人の少女共に、銃へと手を瞬間的に伸ばそうとして、止まった。1人は自身が身に着けた護身術から相手の戦力を理解してしまい、もう1人は攻撃しようとした時に相手の攻撃を止められない予感が身体を貫いた。頼りの綱は眠っているもう1人の仲間だが、それでも目の前の男に敵う想像は出来ない。じわりと、汗がにじむ。

「…驚かしてすまない。俺の名は放浪者。単刀直入に言おう、DJフレンドとの会合の場を設けたい。着いてきてくれるか?」

放浪者の言葉を2人が素直に受け止めることはない。それは彼もわかってのこと。しかし、敵対する気はないと理解に時間を割くより、目的を話した方が齟齬は起きないと判断してのことだ。
以下略



66: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/25(火) 03:14:50.36 ID:GpWFD7CH0
「それであんたは、DJフレンドの知り合いなのか!?」

「…騒ぐな。奴等に気取られる」

警戒を含めて、放浪者が剣の柄に手をやるのを見て、3人とも身構える。信頼を勝ち得るとも思っていない放浪者は、それを特に気にする様子はなかった。
以下略



67: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/25(火) 03:19:21.15 ID:GpWFD7CH0
>>61
ありがとう

>>62
さて、どこまで実力を出すのやら
以下略



68:名無しNIPPER[sage]
2017/04/25(火) 06:07:53.35 ID:Uy9ZXZpv0
乙!
よしよし、ここまで何とか上手くいってる!


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