過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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664: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/16(金) 19:48:58.49 ID:v3NYtuSt0
つばぜり合いの状態になる。激しい憎しみの表情を見せるキングとは対象に、放浪者はどこまでもいつも通りの表情だった。彼も、この戦いがこの都市攻略における、最後の山場という理解していてその事への力むは一切ない。

『貴様だけは、貴様だけは絶対に…!』

その、すまし顔とも言っていい放浪者の状態に、キングは気づくことすらできないほど、憎しみを募らせている。キングはこの戦いで、ひたすらに失い続けていた。アクスマン、ソードマン、そして内部にいたオーガといった上位種や、ハンターが処理したブランク。
以下略



665: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/16(金) 20:14:50.57 ID:v3NYtuSt0
キングはつばぜり合いの状態でテーブルに蹴りを入れる。が、読んでいた放浪者はまだ余裕のある後方へ飛び、更に勢いをつけて、テーブルを飛び越えながらキングへを斬りつけ、読み切ったキングはそれを受け流し、横にあったもう1つの非常口に飛び込んで扉を閉め、鍵をかけた。

キングの階段を昇っていったであろう足音と、迫りくる背後のゾンビのうめき声が聞こえる。その事に放浪者は焦りもせずに振り返った。背中にある窓明かりを頼りに、その群れの詳細を確認すると、今まで戦った群れに比べて、明らかに変異体の数が少ない。急ごしらえの罠なのは想像がついた。それぐらい、キングも追い込まれているということだ。自身を囮にする必要があるほどに。

つまり、これまでの作戦の推移は何も問題なく、全メンバーや仲間が進めてこれたという証明。当然、他と全く連絡を取っていない放浪者では知りえない。そんな事態が起きていることはあり得る可能性は十分ある。
以下略



666: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/16(金) 20:38:15.65 ID:v3NYtuSt0
>>661
まぁねぇ・・・。自分のせいでもないってのが辛い所だろうねぇ

>>662
それなりにいるよ。サムもしかり。まぁ、この幕間も序盤で話し出たのだけど。
以下略



667:名無しNIPPER[sage]
2018/02/16(金) 22:24:18.63 ID:zm4Hj4MC0
乙!
マスクドポーカー ワンダラー


668:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/17(土) 17:21:19.47 ID:zp/c6xzW0
思考止まらぬ鉄仮面


669:名無しNIPPER[sage]
2018/02/17(土) 22:01:54.37 ID:hE9o1Zvb0
まーた撤退かあんにゃろうは……!


670: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/18(日) 03:19:09.64 ID:pu06BU290
素早く、ウェーブソード・デュエルを横に一閃する。狙いは、最前列のゾンビ達の脚部。移動する為の部位を失ったゾンビは、切断面を滑るように倒れていく。その上を、後方のゾンビが踏みつけ、転倒してその上に連なっていく。

足止めは終わり、後方にある窓ガラスを蹴りわり、放浪者は外へと飛び出す。そのまま身体を反転させ、スパイダーウィップを壁に食い込ませ、ファントムブースターで姿勢を整えた後、一気に今度は上へと飛びはねる。

キングが非常階段に入った際、階段で移動する音はわずかながら聞こえ、それは上に行ったと放浪者は確信していた。しかし、本来のコマンダーゾンビに共通するのは、自身の危険を感じた際に逃げ出す。ならば、上の階層を目指すのは得策ではない。逃げ道が限定化する上、袋小路に陥る可能性すらある。そして、知恵あるキングがそれをわからないはずはない。
以下略



671: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/18(日) 03:22:32.28 ID:pu06BU290
>>667-668
まぁ、基本的に表情豊かではないからねぇ

>>669
そしてそれもここまで。後はダイスのみぞ知る。
以下略



672:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/18(日) 12:48:17.73 ID:JwAd99430
乙乙!
遂に最終局面かっ!?


673:名無しNIPPER[sage]
2018/02/18(日) 23:42:23.76 ID:UDQDvY8X0
意外と整えられてた舞台


674: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/19(月) 01:27:54.58 ID:YQIgNZab0
電撃弾を撃ち込まれたマッスルゾンビは痙攣し、膝から崩れ落ちながら痙攣する。油断するなと、襲われかけた一ノ瀬へ井門が冷静に声をかけたあたりで、工作班。いや、全てのメンバーと仲間達がゾンビに対して違和感を覚えた。

今までの取れていた、統一のある動きではなく、それこそそれぞれがそれぞれに蠢くように、自分達に襲い掛かっている。少なくても、パラノイア(キング)の支配下にいるゾンビ達とは思えない。

誰かがパラノイアを放浪者が処理したと呟き。そして、冷静な者はそれはないと否定した。もし、彼が任務を完了したのであれば、絶対に報告を入れてくる。例え持っている無線でなくても、何かしらの合図はある。
以下略



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